芸能

香取慎吾 ブログ更新のために専用の携帯アプリ作ってもらう

 寝なくてイイ身体がほしい、とつぶやいたり、目の下のクマをしげしげと観察したり。香取慎吾の日常を自らつづったブログが『慎語事典 SD SHINGO DICTIONARY VOLUME1』(小学館刊/2484円)として本になった。

 会員制有料サイト「Johnny’s web」で連載中のブログ、3年500回分を50音順に並び替えて、事典のスタイルに再構成。その日その時を表す言葉をタイトルに、日々の思いを書き込んだ。「武器はテレビ」「奇抜でありたい人に紛れる事なく」といったトガった言葉も目に飛び込んでくる。このブログを「Johnny’s web」で始めるときは躊躇したという。

「ぼくら、ジャニーズ事務所じゃないですか(笑い)。写真を自由にネットに載せたりはできないし、前にミュージカルの役名で期間限定のブログをやったときもそうだったんです。『また、写真は出しちゃいけないの?』と運営スタッフに聞いたら、『OKです』と言うから、『おっ、これは面白いな』と」

 一転、やる気になり、他の人がどんなブログを書いているかを調べ始めた。

「『おっ』と思ってすぐ、事典として書籍化するイメージが浮かんだんです。ぼくは、コンサートとかものをつくるとき、二転三転しても結局、いちばん最初に思ったかたちでそのまま実現することが多い。この本についてもそうで、一気にぐわーっと頭の中が回転しました。ただしそういう説明はせず、急に『やります』って返事したんですけど」

 1行だけの日もあれば、アイドルである自分の心のなかをのぞきこむ、内省的な文章が載ることも。

「今日はどこへ行きました、何を食べました、みたいなブログをやることは考えていなくて、とにかく事典だったんです。たわいもない言葉を並べたり、急にストーリーを展開させたり。わざと普通のブログみたいに『今日何食べました』っていうのを書いてみたり。そうやっていろいろなものがあれば、一冊にまとまったときに面白いだろうなと思って書いていましたね」

 連載の掲載順とは異なり、本ではアイウエオ順に編集されるから、香取慎吾の時系列がいったんバラバラになり、読む人ごとに再構成される。文章の見せ方にも絵を描く人ならではのこだわりがあり、初めは携帯からメールで更新していたブログも、改行の位置がつかみにくいというので、文字を打った形そのままで更新される専用の携帯アプリをつくってもらったというから徹底している。

(取材・文/佐久間文子)

※女性セブン2015年8月13日号

関連記事

トピックス

水原一平の父が大谷への本音を告白した
《独占スクープ》水原一平被告の父が告白!“大谷翔平への本音”と“息子の素顔”「1人でなんかできるわけないじゃん」
NEWSポストセブン
「オウルxyz」の元代表・牧野正幸容疑者(43)。少女に対しわいせつ行為を繰り返していたという(知人提供)
《少女へのわいせつで逮捕》トー横キッズ支援の「オウルxyz」牧野正幸容疑者(43)が見せていた“女子高生配信者推し”の素顔
NEWSポストセブン
“原宿系デコラファッション”に身を包むのは小学6年生の“いちか”さん(12)
《ド派手ファッションで小学校に通う12歳女児》メッシュにネイルとピアスでメイク2時間「先生から呼び出し」に父親が直談判した理由、『家、ついて行ってイイですか?』出演で騒然
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告と、事件があったホテルの202号室
「ひどいな…」田村瑠奈被告と被害者男性との“初夜”後、母・浩子被告が抱いた「複雑な心中」【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
注目を集めている日曜劇場『御上先生』(TBS系)に主演する松坂桃李
視聴率好調の『御上先生』、ロケ地は「東大合格者数全国2位」の超進学校 松坂桃李はエキストラとして参加する生徒たちに勉強法や志望校について質問、役作りの参考に
女性セブン
ミス京大グランプリを獲得した一条美輝さん(Instagramより)
《“ミス京大”初開催で騒動》「(自作自演は)絶対にありません」初代グランプリを獲得した医学部医学科1年生の一条美輝さん(19)が語る“出場経緯”と京大の「公式回答」
NEWSポストセブン
コンビニを兼ねているアメリカのガソリンスタンド(「地獄海外難民」氏のXより)
《アメリカ移住のリアル》借金450万円でも家賃28万円の家から引っ越せない“世知辛い事情”隣町は安いが「車上荒らし、ドラッグ、強盗…」危険がいっぱい
NEWSポストセブン
『裸ダンボール企画』を敢行した韓国のインフルエンサーが問題に(YouTubeより)
《過激化する性コンテンツ》道ゆく人に「触って」と…“裸ダンボール”企画で韓国美女インフルエンサーに有罪判決「表面に出ていなくても妄想を膨らませる」
NEWSポストセブン
裁判が開かれた大阪地裁(時事通信フォト)
《大阪・女児10人性的暴行》玄関から押し入り「泣いたら殺す」柳本智也被告が抱えていた「ストレスと認知の歪み」 本人は「無期懲役すら軽いと思われて当然」と懺悔
NEWSポストセブン
悠仁さまご自身は、ひとり暮らしに前向きだという。(2024年9月、東京・千代田区、JMPA)
《悠仁さま、4月から筑波大学へ進学》“毎日の車通学はさすがに無理がある”前例なき警備への負担が問題視 完成間近の新学生寮で「六畳一間の共同生活」プランが浮上
女性セブン
浩子被告の主張は
《6分52秒の戦慄動画》「摘出した眼を手のひらに乗せたり、いじったり」田村瑠奈被告がスプーンで被害者男性の眼球を…明かされた損壊の詳細【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
ビアンカ
《カニエ・ウェスト離婚報道》グラミー賞で超過激な“透けドレス”騒動から急展開「17歳年下妻は7億円受け取りに合意」
NEWSポストセブン