陸上短距離界の世界王者、ウサイン・ボルトのユース時代の記録を塗り替えたとして新聞紙面を賑わせたのは、城西大城西高校2年のサニブラウン・ハキーム(16)。
ハキームは父親がガーナ人、母親が日本人のハーフ。現在、彼のようなアフリカ系ハーフが、日本のスポーツ界を席巻している。女子バレーボールの宮部藍梨(16)や男子バスケットボールの八村塁(17)もそうだ。
ちなみにスポーツ界だけでなく、芸能界でもハーフブーム。
カメルーン人の父親とは会ったことがなく、「最近フェイスブックで発見して友達になった」という、お笑い芸人のぶらっくさむらい(34)は、最近のアフリカ系ハーフの活躍についてこういう。
「誇らしいですが、僕は運動音痴なんです。体育の時間に裸足になると皆が“足が速そう!”と注目してくれるけど、実際は速くない。この風貌なのでバスケットボールが上手いと勘違いされますが、球技は全然ダメ。
アフリカ系ハーフだからといって、全員がスポーツ万能じゃありません。ハキーム君たちは天性の運動能力だけでなく、努力もしているはず。運動音痴の僕はお笑いで頑張ります!」
運動もお笑いも、天性の素質に加えて努力が肝要だ。
※週刊ポスト2015年8月7日号