7月26日に戦中・戦後の歴史的資料を展示する「昭和館」(東京・九段下)を、皇太子さま(55才)と雅子さま(51才)と訪問された愛子さま(13才)。そこでは、沿道につめかけた群衆に笑顔で力強く手を振るお姿があった。
確実に皇族としてのご自覚が芽生えていることが感じられる愛子さま。それは、この7月に入ってからの愛子さまのご様子からもうかがえる。宮内庁関係者が語る。
「7月上旬に皇太子ご夫妻がトンガご訪問に向かわれたとき、愛子さまはお留守番をされました。ちょうど、1学期の期末テスト期間だったのですが、かなり熱心に勉強され、わからないことは周囲の人に質問して解決するなどしっかりと準備して臨まれていたようです。勉強の合間には、息抜きに宮内庁職員を相手にバスケットボールを楽しまれていたほどで、去年は不規則登校もありテストをお休みされたことを考えると、大きな変化が感じられましたね」
7月8日、トンガ訪問を終え、両陛下に報告されるために皇居に参内された皇太子ご夫妻。それに遅れること10分、愛子さまも皇居に到着された。
「半蔵門を車で通過する際、愛子さまは半分しか開かないパワーウインドーから、上半身を思い切り伸ばして、のぞき込むようにお顔を見せてくださったんですよ。追っかけの皇室ファンも、“こんな愛子さま、初めて!”とびっくりしていました。サービス精神というか“少しでもお顔を見せよう”というお気持ちが伝わってきました。それにこの日のお帰りは当初の予定より小一時間延びたんです。皇太子ご夫妻がトンガについてお話しされたのに加えて、愛子さまと両陛下のお話がはずまれたためと聞きました」(前出・皇室記者)
そんな愛子さまは7月18日に1学期の終業式を迎えられ、現在夏休みの真っ最中。ご学友とお出かけになったり、夏休みの課題に懸命に取り組まれているという。
心身共に充実したご様子の愛子さまだが、それには秋篠宮家の次女・佳子さま(20才)の存在も大きい。
今年4月にICU(国際基督教大学)に入学された佳子さまは、多忙な公務と学校生活を両立。愛子さまが昭和館を訪問された前日の25日には、2度目の単独公務となる静岡・御殿場での『全日本高等学校馬術競技大会』の開会式に出席され、初めての“お言葉”も述べられた。
その翌々日、27日からは秋篠宮さまとともに滋賀に入られ、『全国高等学校総合文化祭』に出席されている。
「愛子さまは、多忙ななかにもしっかりと公務を果たされる佳子さまのお姿に強く感じるものがおありになるようです。最近は学校でも“お姉さまがたの活躍をみて、私もやがて一人で公務に行きます”というお話をされることもあるそうです。そんな思いもあってか、会釈や最敬礼などのお辞儀の仕方や座布団の使い方などを学ぶ作法の授業に、愛子さまは同級生の中でも特に真剣に取り組まれているようです」(学習院関係者)
秋篠宮家の長女・眞子さま(23才)は16才、佳子さまは19才で初めての単独公務をこなされた。
“13才のご自覚”を持った愛子さまがおひとりで公務をされる姿が見られる日も近そうだ。
※女性セブン2015年8月13日号