7月27日のこと、六本木ヒルズの映画館に森進一(67才)の姿があった。ベージュのスーツに白いボタンダウンのシャツ、足元はスニーカーをあわせ若々しい装いの森。傍らに、30代半ばだろうか、パステルカラーのワンピースを着た、スラリとした女性が寄り添っている。
ふたりが鑑賞したのは、アーノルド・シュワルツェネッガーのSF大作『ターミネーター:新起動』。2時間半の上映終了後、地下駐車場に止めた車に乗り込み、麻布十番に移動した。森は変装もせず、行きかう人々の視線を気にも留めない。ふたりは振り返り向き合い、途切れることなく会話をして商店街を行く。心許しあった互いであることを、共に交わす穏やかな笑顔が物語る。
老舗和食店で少し早めの夕食を済ませると、彼女を自宅に送り届け、帰路についた。森を知る音楽関係者が語る。
「最近、森さんに真剣に交際している女性がいるんです。芸能関係者ではなく、39才の普通のOLさん。もう2年近くになるのかな。知人のホームパーティーで出会い、その場で森さんが電話番号を聞いてアプローチしたみたいです。離婚以来、恋人らしき彼女はいなかったから、驚きましたね。“最初に会ったときにぱっと惹かれた”と、照れてました。初デートは、渋谷でイタリア映画を見たんだよ、と。彼女のことを話す時の森さん、本当に嬉しそうでね」
28才下のこの女性が今、森の心の空白を埋めている。
※女性セブン2015年8月20・27日号