スポーツ

荒川博氏 「清宮幸太郎は100年に1人の逸材。王の次が出た」

早実の清宮幸太郎について語る荒川博氏

 創設100年記念大会となる「第97回全国高校野球選手権大会」の始球式をつとめた世界の本塁打王・王貞治氏にとっても高校野球は特別なものであり、野球の原点だという。その王氏と、王氏の師匠であり打撃コーチだった荒川博氏、荒川氏のもう一人の教え子である黒江透修氏の3人の鼎談は、1年生ながら怪物と注目を浴びている早稲田実業1年の清宮幸太郎選手の話にも及んだ。

黒江透修(以下、黒江):お元気そうで。

荒川博(以下、荒川):いやいや、今はあっちが痛い、こっちが痛いと大変だよ(笑い)。

黒江:それにしても早実は見事だったね(取材前日に早実が甲子園出場を決定)。ワンちゃんは始球式があるから良かったね。

王貞治(以下、王):0-5からの逆転だからね。荒川さんは清宮君をどうご覧になっていますか。

荒川:いいよ。100年に1人の逸材だと思う。王が100年に1人だから、やっと次が出てきたという感じ。実にいい構えをしている。ちょっと教えるとパカパカ打っちゃうだろうね。

──具体的にどこが良いのでしょうか。

荒川:彼はステップすると同時に打っているからいいんですよ。迷いがない。今の巨人の連中をご覧なさい、阿部(慎之助)や坂本(勇人)は余計なステップをするからバランスを崩している。ステップして打つのではなく、ステップする段階で打っていないとダメなんだよ。

黒江:坂本なんかもっと待てばいいのに(手を伸ばして)こんな先で打っている。誰も教えないのかな。

※週刊ポスト2015年8月21・28日号

トピックス

真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
19年ぶりに春のセンバツを優勝した横浜高校
【スーパー中学生たちの「スカウト合戦」最前線】今春センバツを制した横浜と出場を逃した大阪桐蔭の差はどこにあったのか
週刊ポスト
「複数の刺し傷があった」被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと、手柄さんが見つかった自宅マンション
「ダンスをやっていて活発な人気者」「男の子にも好かれていたんじゃないかな」手柄玲奈さん(15)刺殺で同級生が涙の証言【さいたま市・女子高生刺殺】
NEWSポストセブン
ファンから心配の声が相次ぐジャスティン・ビーバー(dpa/時事通信フォト)
《ハイ状態では…?》ジャスティン・ビーバー(31)が投稿した家を燃やすアニメ動画で騒然、激変ビジュアルや相次ぐ“奇行”に心配する声続出
NEWSポストセブン
NHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」で初の朝ドラ出演を果たしたソニン(時事通信フォト)
《朝ドラ初出演のソニン(42)》「毎日涙と鼻血が…」裸エプロンCDジャケットと陵辱される女子高生役を経て再ブレイクを果たした“並々ならぬプロ意識”と“ハチキン根性”
NEWSポストセブン
山口組も大谷のプレーに関心を寄せているようだ(司組長の写真は時事通信)
〈山口組が大谷翔平を「日本人の誇り」と称賛〉機関紙で見せた司忍組長の「銀色着物姿」 83歳のお祝いに届いた大量の胡蝶蘭
NEWSポストセブン
20年ぶりの万博で”桜”のリンクコーデを披露された天皇皇后両陛下(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
皇后雅子さまが大阪・関西万博の開幕日にご登場 20年ぶりの万博で見せられた晴れやかな笑顔と”桜”のリンクコーデ
NEWSポストセブン
朝ドラ『あんぱん』に出演中の竹野内豊
【朝ドラ『あんぱん』でも好演】時代に合わせてアップデートする竹野内豊、癒しと信頼を感じさせ、好感度も信頼度もバツグン
女性セブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
《実兄が夜空の下で独白》騒動後に中居正広氏が送った“2言だけのメール文面”と、性暴力が認定された弟への“揺るぎない信頼”「趣味が合うんだよね、ヤンキーに憧れた世代だから」
NEWSポストセブン
高校時代の広末涼子。歌手デビューした年に紅白出場(1997年撮影)
《事故直前にヒロスエでーす》広末涼子さんに見られた“奇行”にフィフィが感じる「当時の“芸能界”という異常な環境」「世間から要請されたプレッシャー」
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下は秋篠宮ご夫妻とともに会場内を視察された(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
《藤原紀香が出迎え》皇后雅子さま、大阪・関西万博をご視察 “アクティブ”イメージのブルーグレーのパンツススーツ姿 
NEWSポストセブン
2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン