離婚のすぐ後は男性不信に陥り、「もう結婚なんていい」と考える人が多いようだ。そんな状況でもひとつの出会いをきっかけに救われる人もいる。38才パート女性が運命の男性について語る。
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結婚後に夫の借金とアル中が判明し、離婚。5才の娘を抱え、スーパーのレジで働き始めました。男なんてこりごりだと仕事に打ち込んで来ましたが、同じ職場のAさんから食事に誘われるように。
外食をする余裕がないと断ると「あなたの家ではどうでしょう」と言うのです。家は風呂なしの安アパート。質素な生活を見せたら嫌気がさすだろうと思い、家に招くことにしました。ところがAさんは、私の作った料理をおいしそうに食べると「この部屋は安らぎますね、あなたと同じで」とにっこり。
それから流れでつきあいはじめ、娘もなつくように。そしてある日プロポーズされました。でも、離婚で男性不信になっていた私は返事ができませんでした。すると、「急ぎません」と微笑まれました。
告白から3年、同棲を経てようやく結婚に踏み切りました。長いこと待たせたのに、焦らせるようなことは一言も言わず、返事をした時は泣いて喜んでくれました。これまでの苦労は、この人に出会うためだったんだと思えば、すべてが報われました。
※女性セブン2015年8月20・27日号