国内

病院のベッドの下にうずくまり睨む! 恐怖のひっつめ髪看護師

 人間の生き死にが交錯する場所、それが病院──。病院では数多くの不思議な出来事が起きている。41才の主婦Gさんは、母の入院中にこんな体験をした…。

 * * *
 がんで入院していた母が、ある時、私にこう言いました。「毎晩、白い服を着たひっつめ髪の看護師が首を絞めに来る」と──。

 抗がん剤のせいで幻覚でも見たのだろうと信じていなかったのですが、あまりにもしつこいので、私が一晩泊まって様子を見ることに。その夜は、母のベッドの隣に簡易ベッドを設置して眠りました。

 明け方のこと、ガンッ、と体に衝撃が走ったかと思うと、後ろから強い力で羽交い締めにされ、首を絞められたのです。懸命に抵抗し続けると、一瞬、何者かの力が弱まったので、その隙に起き上がってカーテンを開きました。外はすでに朝。光が部屋に差し込みました。あれほど太陽がありがたかったことはありません。

 ホッとして、母の様子を見ようとしたところ、母のベッドの下に何かうごめく気配が。いやな予感がしたのですが、朝の明るい光に励まされ、思い切ってしゃがみ、下を覗き込みました。

 そこには、看護師のような白衣を着たひっつめ髪の女がうずくまり、ものすごい形相で私をにらんできたんです。

 あまりの恐怖に私は母のベッドにもぐりこみ、いつもの看護師が定期巡回に来るまで、母にしがみついて震えていました。その間、母は一度も目覚めることはありませんでした。

 こんな病院に入院させていられないと、すぐに転院を考えたのですが、母の病状が悪く、医師に反対されました。仕方なく、病室の扉や壁に、お札をたくさん貼っておくことに。そのおかげか、白衣の女は現れなくなりました。しかし1か月後、母は亡くなってしまいました。

※女性セブン2015年9月3日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

俳優の竹内涼真(左)の妹でタレントのたけうちほのか(右、どちらもHPより)
《竹内涼真の妹》たけうちほのか、バツイチ人気芸人との交際で激減していた「バラエティー出演」“彼氏トークNG”になった切実な理由
NEWSポストセブン
ご公務と日本赤十字社での仕事を両立されている愛子さま(2024年10月、東京・港区。撮影/JMPA)
愛子さまの新側近は外務省から出向した「国連とのパイプ役」 国連が皇室典範改正を勧告したタイミングで起用、不安解消のサポート役への期待
女性セブン
11月14日に弁護士を通じて勝田州彦・容疑者の最新の肉声を入手した
《公文教室の前で女児を物色した》岡山・兵庫連続女児刺殺犯「勝田州彦」が犯行当日の手口を詳細に告白【“獄中肉声”を独占入手】
週刊ポスト
チョン・ヘイン(左)と坂口健太郎(右)(写真/Getty Images)
【韓国スターの招聘に失敗】チョン・ヘインがTBS大作ドラマへの出演を辞退、企画自体が暗礁に乗り上げる危機 W主演内定の坂口健太郎も困惑
女性セブン
第2次石破内閣でデジタル兼内閣府政務官に就任した岸信千世政務官(時事通信フォト)
《入籍して激怒された》最強の世襲議員・岸信千世氏が「年上のバリキャリ美人妻」と極秘婚で地元後援会が「報告ない」と絶句
NEWSポストセブン
「●」について語った渡邊渚アナ
【大好評エッセイ連載第2回】元フジテレビ渡邊渚アナが明かす「恋も宇宙も一緒だな~と思ったりした出来事」
NEWSポストセブン
三笠宮妃百合子さま(時事通信フォト)
百合子さま逝去で“三笠宮家当主”をめぐる議論再燃か 喪主を務める彬子さまと母・信子さまと間には深い溝
女性セブン
氷川きよしが紅白に出場するのは24回目(産経新聞社)
「胸中の先生と常に一緒なのです」氷川きよしが初めて告白した“幼少期のいじめ体験”と“池田大作氏一周忌への思い”
女性セブン
多くのドラマや映画で活躍する俳優の菅田将暉
菅田将暉の七光りやコネではない!「けんと」「新樹」弟2人が快進撃を見せる必然
NEWSポストセブン
阪神西宮駅前の演説もすさまじい人だかりだった(11月4日)
「立花さんのYouTubeでテレビのウソがわかった」「メディアは一切信用しない」兵庫県知事選、斎藤元彦氏の応援団に“1か月密着取材” 見えてきた勝利の背景
週刊ポスト
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
「SUNTORYドリンクスマイルBAR」
《忘年会シーズンにこそ適正飲酒を》サントリーの新たな取り組み 自分に合った “飲み“の楽しさの発見につながる「ドリンク スマイル」
NEWSポストセブン