今年の映画やドラマでは、若手の清純派や豊満ボディの女優が大胆でセクシーな演技を数々披露しているが、大人の色香も捨てがたい。
『NEWS ZERO』(日本テレビ系)でキャスターを務め、知的な印象のある板谷由夏(40)はドラマ『医師たちの恋愛事情』(フジテレビ系)のラブシーンで、背中から腰にかけてのきめ細やかで張りのあるラインを披露した。アラフォー女性の匂い立つような色気は若手女優にはなかなか出ない。
実は映画やドラマ以上に興奮度が高いのが「舞台」。生の演技は迫力が違う。
圧巻の脱ぎっぷりは人妻・寺島しのぶ(42)だ。『禁断の裸体』で真っ白なバストを剥き出しにし、スカートの中からショーツを脱ぎ捨てる。さらに相手役の内野聖陽(46)との全裸セックスシーンまでやってのけ、観客の度胆を抜いた。観劇していた40代の女性がいう。
「妻夫木聡(34)、瑛太(32)、綾瀬はるか(30)らも観にきていたんですが、妻夫木くんがHなシーンの時に席から身を乗り出すように見入っていて、ゴクンと音を立てるくらいに生唾を飲み込んでいました」
ベテランの小泉今日子(49)、期待の新星・高畑充希(23)が熱演をみせたのが、舞台『いやおうなしに』だ。小泉はスリップ1枚で、ブリーフ姿の男性に囲まれて『奥さん、欲しいんでしょ』と責められる。高畑は「あたしだけにかけて」など卑猥な歌詞を全力で歌った。
やはり気になるのが、群を抜く小悪魔演技の石原さとみ(28)だろう。
映画『進撃の巨人』では巨人の生態研究に異様なまでの心血を注ぐハンジ役を演じる。ホコリまみれの汚い格好で巨人と対峙し、「こんなの初めて~!!」と嬉しそうに絶叫するシーンが話題だ。
「ラブシーンではないが、鼻にかかった叫びがアノ時の声を連想させ、妙に興奮した」(観客の30代男性)
濡れ場というべきかはさておき、台詞と表情だけで観客を興奮させる石原のエロスは流石である。
※週刊ポスト2015年9月4日号