女性の一生には、様々なライフイベントがあります。中でも、妊娠・出産は大きな出来事のひとつ。最近は、芸能人の「妊活休業」が話題にあがるなど、「妊活」というワードが世の中にかなり浸透してきましたが、実際のところは、どんな取り組みをしているのでしょうか…。OLさんが妊活にまつわる珍事件について語り合うギリギリ座談会です。
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ちなつ(IT・32歳):この年になると、婚活をすっ飛ばして妊活したくもなる。やっぱ、女として自分の子供は欲しいからさぁ。みんな、どうよ?
ゆか(メーカー・31歳):分かるー。20代だって排卵日にやっても自然妊娠する確率は25%なんだって。
みどり(流通・31歳):だからかな、男もいないのに子づくりに焦ってる30代、結構いるよね。
ゆか:私、結婚して2年経つけど、まだなのよ。だから、最近密かに、「木村さん」をPCとスマホの壁紙にして子宝祈願してんの。
みどり:知ってる! 木村さん!
りん(建設・31歳):伝説があるんだよね。2000年頃、木村さんって人が、中国の深センのショボい村の民芸店に飾られていた泥人形をお土産に持ち帰り、友人にプレゼントしたところ、その友人がまずご懐妊。その後、不妊で悩んでいたその友人夫婦たちにこの人形を見せると、なんと8組中7組が半年以内に妊娠ってやつ。
ゆか:そうそう。不妊カップルは、みんな「木村さん」頼み。絵のプリントを会社や家にベタベタ貼ってる人もいるくらい。
ちなつ:「子宝の湯」とか「子宝神社」巡りに大枚はたくカップルも死ぬほどいるし。
みどり:ザクロも効果あるらしいじゃない。ウチの兄が、嫁にいわれて一時ザクロ漬けになってたわ。飲み会ではザクロサワー、朝食のパンにはザクロジャム。お昼はザクロジュースって。
ゆか:で、どうだった?
みどり:あれって女性ホルモンに効くらしいねw 完全に間違ってたみたい。ところが、最近、嫁が妊娠したのよ。
ゆか:すごい、すごい!
みどり:それがさ、不妊の原因は、兄さんの窮屈過ぎるサイクリングパンツだったみたい。自転車通勤してるんだけど、あのピチピチのパンツが無数の精子を殺してたみたい。
ちなつ:わははは! 座布団1枚!
※週刊ポスト2015年9月4日号