がん細胞といっても、特別に凶悪な細胞が体内に発生するのではない、と言うのは、予防医療に詳しい、たまプラーザ南口胃腸内科クリニック院長・平島徹朗さん。
「毎日3000~5000個もの健康な細胞のDNAが、なんらかの要因で傷ついています。免疫機能などの働きで、通常は傷ついた細胞が排除されますが、そのまま体内に残ってしまったものががん細胞になっていくのです。
ハーバード大学の研究によると、がんの主な原因のうち30%は食事というデータがあり、特に女性のがんの死因の1位、罹患率2位の大腸がんは、乳製品や肉類などの過剰摂取、肥満などでリスクが増大するといわれています。食生活とがんの関連は明らか。日頃から、がんリスクを下げる食生活を心がけましょう」(平島さん)
※女性セブン2015年9月10日号