今、テレビのバラエティー番組で元フィギュア選手が大活躍中だ。各局が、キャスティングをめぐって争奪戦を繰り広げているという。
「今までも元フィギュア選手で、引退後、タレントやキャスターに転向した人はいるがここ最近、バラエティー向きの元選手がとにかく多い。とくに今ひっぱりだこの3人は、“神3”といわれていますよ。各局のテレビマンは彼らを起用しようと必死です」(ある放送作家)
そのひとりが、ミキティこと安藤美姫だ。
「元日テレの女性プロデューサーがマネジャーについたことで、日テレでの出演が増えていますね。恋人のハビエル・フェルナンデス選手と『しゃべくり007』で共演するなど、テレビマンが喜ぶような話題も提供してくれますし、『ヒルナンデス』ではお笑い芸人にいじられながら愛嬌たっぷりの笑顔を見せている。
以前は“ちょっと生意気”というイメージがありましたが、今ではお茶の間の好感度はV字回復して急上昇中です」(あるテレビディレクター)
浅田真央の姉として注目を浴びるようになった浅田舞も人気だ。選手引退後は、スポーツキャスターをするなど、まじめ路線での活躍が多かったが、最近ではバラエティー番組で水を得た魚のように生き生きとしている。
「彼女はぶっちゃけキャラが受けている。元カレの話だけではなく、今つきあっているカレの話まで惜しみなく話す。彼女のようなあけっぴろげでありながら、どこか愛されるというか、許されてしまうようなキャラはなかなかいない。
『しくじり先生』(テレビ朝日)では、優秀な妹を持ったことから苦悩した過去を、おもしろおかしく告白していました。そこまで言っちゃうのか!?とバラエティータレントとしての評価をグーンと高めました」(テレビ局関係者)
この関係者によれば2人の潜在視聴率は、6~8%を誇るという。潜在視聴率はそのタレントが出演することによって、増えるであろう視聴率のこと。つまり、彼女たちが出れば6~8%も視聴率がアップするということ。視聴率が欲しいテレビマンにとってぜひともキャスティングしたいタレントなのだ。
2人よりも少し前から活躍していた、織田信長の末裔としても知られる織田信成は、“泣きキャラ”で今も引く手あまたの状態。神3のうち唯一の男性でもある。
「織田は性格がピュアで子供のようで、憎めないキャラというのが最大の武器です。だから、泣きキャラのイメージも嘘っぽくなく好感が持てるんです。潜在視聴率も7%台をキープしている」(別の放送作家)
それぞれキャラが立っていて、潜在視聴率というデータの裏付けもある3人。テレビのオファーが途切れないのもうなずける。この活躍はしばらく続きそうだ。