1年間で26kgのダイエットに成功した柳澤英子さん(55才)が行ったダイエットを紹介した、レシピ本『やせるおかず作りおき』は、今や10万部のヒット作だ。50代の著者・柳澤さんが実践した “やせるためのテクニック”を紹介する。
人の体は食後に血糖値が上昇するが、それが急激だったり頻繁だと、体脂肪が多く蓄積されて太ってしまう。その血糖値を上昇させるのが、ご飯やパン、めん類などの炭水化物、そしてスイーツや果物などに含まれる糖質だ。
つまり、やせるには糖質を制限し、血糖値の上昇をゆるやかにすることが近道といえる。そのため、まず徹底すべきは、糖質オフの食事だ。
「主食にはほとんど口をつけないか、食べても普段の3分の1~2分の1に控えます。また、甘さを感じるものは糖質が含まれているため、できるだけ控えました。すると、カロリー制限ダイエットをしたときより、大幅に体重が減ったのです。しかも、野菜だって肉だって、糖質以外の食品なら何でも食べられますから、食べちゃダメというストレスもありません」(柳澤さん。以下「」内同)
お腹を満足させるには、食べる順番も大切。柳澤さんは、生の野菜→加熱した野菜(スープも含む)→肉や魚、豆製品の順に食べ、体重が大きく減った当時は主食は摂っていなかった。
「生の野菜から食べると、必然的によく噛むことになるので、満腹感が得られます。ご飯などの炭水化物は、食べなければ確実にやせますが、それだと切ないという場合は、血糖値の上昇が緩やかになるよう、食事の最後に食べて」
血糖値が上昇しやすい白米には、食物繊維の多い雑穀を混ぜて、ビタミンやミネラルといった栄養価をアップさせる。そうすることで、ダイエットにつきものなカサカサ・しわしわ肌は回避できる。パスタなら全粒粉、パンはライ麦、全粒粉や雑穀入りがおすすめだ。
※女性セブン2015年9月10日号