左からオコエ瑠偉、小笠原慎之介、清宮幸太郎
このスリーショットは、後に語り継がれる貴重なものとなるかもしれない──。「夏の甲子園」の興奮冷めやらぬなか、8月28日からU-18野球ワールドカップが開幕した。高校日本代表には、甲子園優勝投手の小笠原慎之介(東海大相模・3年生)、スピードスターのオコエ瑠偉(関東第一・3年生)、そして「怪物」清宮幸太郎(早稲田実業・1年生)が顔を揃えた。
これは26日に甲子園球場で行なわれた壮行試合(対大学日本代表戦)のプレイボール直前のひとコマ。本誌カメラマンの求めに応じ、3人は力強いガッツポーズを見せた。「負ければ終わり」の夏の甲子園とは打って変わって、終始晴れやかな笑顔を見せていた。
日の丸を背負う大会にあたり、彼らはさらなるレベルアップに挑んでいる。小笠原は甲子園で封印していたツーシームにチャレンジ。プロのマウンドに向け試行錯誤を重ねている。オコエ、清宮は大会規定に合わせバットを金属から木製に持ち替えてもヒットを量産している。
ワールドカップ決勝は9月6日予定。世界にその力を見せつけてほしい。
撮影■藤岡雅樹
※週刊ポスト2015年9月11日号