8月ももう終わり。家電量販店では華やかな夏休みバーゲンも終了し、お買い物はひと段落、なんて思っていませんか? しかし、「白物家電を買うなら“秋”、それも9月が狙い目なんです」と語るのは家電コンシェルジュの神原サリーさん。はたして、その理由とは?
何となく耳にしたことがある「家電を買うなら9月」という言葉。その理由としてよくいわれているのは、家電量販店の決算時期が9月だからというもの。でも、ビックカメラの決算セールは8月、ヨドバシカメラやヤマダ電機は3月が総決算。中間決算はあるものの、「9月ならでは」とはいい難い。コレってやっぱり、都市伝説なのかしらん?
「家電メーカーでは、年2回、夏と冬のボーナスを見込んで、新製品を発表します。そして、秋には前年度の商品が型落ちになりますから、その在庫処分もあり、9月を目安に価格が下がる商品が多いのです」(神原さん)
なるほど、新商品発売との関係だったわけだ。
まずは値段がどのように下がっていくのかを見ていこう。現役の家電販売員で、白物家電ブログの管理人のAさんはこう解説する。
「家電の多くは、約1年という期間で販売され、最初と最後でビックリするほど値段が違います。
発売当初30万円の冷蔵庫は18万円に、10万円の洗濯機なら6万にと、最終価格は当初の約6割まで下がるんです」
それが秋というわけ。秋に向けては、大型の冷蔵庫やドラム式洗濯機、空気清浄機などの発売が開始される。これらを安く買うなら、今、型落ち品を狙うのがオススメだ。
※女性セブン2015年9月10日号