夏太りによるボディーラインの崩れを改善し、美肌に導くにはどうしたらいいのだろうか? 「食」に関し、予防医療コンサルタントの細川モモさんに3つの質問をした。
Q:ごはんはゆっくり食べたいから、家事を終わらせてから食べるのと、ごはんを食べてから家事をするのでは、どっちがよい?
A:食べてから家事を20分以上するとよい。
「日常生活の中で、あまり動かない人が立っている時間を2時間増やすと、インスリンの働きが3割アップします。とくに血糖値が上昇する食後に食器洗いや洗濯物干し、掃除機かけなど、立って行う家事をすると、血糖値が抑えられてダイエットにつながります。食後15分の散歩に犬を連れて行くと、負荷がかかっていいですよ」(細川さん)
Q:朝ごはんに食べるなら、白飯に干物の和定食と、野菜サラダメーンの洋食のどっちがお肌にいいの?
A:和定食。
「加齢とともに落ちやすい筋肉は、良質なたんぱく質を毎食食べれば落ちにくくなります。5大たんぱく質(肉・魚・卵・大豆・乳製品)のどれかとともに、食べましょう。量は片手ひと盛りくらいが目安です。朝はもちろん、毎食時に摂ると筋肉の減少を最小限に抑えることができますよ」(細川さん)。
Q:DHA、EPAが豊富な青背の魚。刺身と煮魚では、どっちで食べるのが美容にいいの?
A:刺身。
「いわし、さんまなどに豊富なDHA、EPAは、体内で合成できないオメガ3脂肪酸の仲間で、視力や脳機能を強化する働きがあります。でも熱に弱いため、刺身で食べるのが◎。煮たり焼いたりすると15%、油で揚げると50%も損失してしまいます」(細川さん)。
※女性セブン2015年9月17日号