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極悪詐欺への対策 迷惑電話チェッカー活用や電話で合言葉等

 2014年の特殊詐欺の被害額は約565億5059万円で、過去最悪の被害額となっている。警視庁によると認知件数の被害者のうち、約8割は65才以上の高齢者だ。あなたを極悪詐欺から守る対策を紹介する。

【1】不審な電話には出ない

 詐欺はほぼ電話から始まる。なので不審な電話は相手をせずにすぐに切る。万一かかってきたら、周囲に相談するなどを徹底する。

「家族間ではテレビ電話に切り替えてもいいでしょう」(立正大学心理学部教授の西田公昭教授)

【2】迷惑電話チェッカーを使う

 詐欺で使われた電話をシャットアウトする、電話機に取り付けて使う小型の機械がある。一部の電話会社などで取り扱っている。

「警察は詐欺で使われた電話番号を記録しています。それを機械が自動で毎日入手して更新し、その番号から電話がかかってきたら、呼び出し音が鳴らないようにしたり警告のガイダンスを流したりするのがこれ。

 初期費用は無料で、使用料は月額700円程度です」(悪徳商法評論家の多田文明さん)

【3】相談先を知っておく

 電話を受けてから「もしかすると詐欺だったのでは」と気づくこともある。このときに、すぐにできる相談先を普段から知っておこう。「警察相談専用番号」の♯9110や「消費者ホットライン」の188がそれに当たる。番号をメモし、電話機の近くに貼っておく。

【4】合い言葉を決めておく

「たとえば『もしもし』の代わりに“ハニハニ”と言うとか何でもいいのですが、家族以外は使わない言葉やルールを決めておきます」(西田さん)

 すると、家族を装い、そのルールに従わない相手にピンとくるようになる。

※女性セブン2015年9月17日号

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