「(劇中で演じる)玲奈は合理的に物事を考えるタイプで、生き方もシンプル。私自身の性格とも少し似ていて、共感しています」
いよいよ佳境に差しかかった連続ドラマ『探偵の探偵』(フジテレビ系・毎週木曜午後10時~)で、孤高のヒロインを演じる北川景子(29)。最愛の妹を死に追いやった悪徳探偵を突き止めるべく、自ら探偵となって真相を追う。
「玲奈は目標に向かって一途で、壁にぶつかっても決してくじけない。私も年齢を重ねて、スランプで悩むことはなくなりました。10代の頃は“もっと身長が高かったら”なんてどうしようもないことでくよくよしましたし、クールな印象を持たれることにデビュー以来ずっと葛藤があって。素顔はごく普通の関西人なんですよ。でも今はそんな周囲の反応も受け止めて、動じなくなった。悟りの境地に入りましたね(笑い)」(北川)
20代最後の年を迎え、近頃は肩の力が抜けて、フラットに生きられるようになったと微笑む。
「その年齢でしかできないことに挑戦していきたい。今回のように激しいアクションに全力で挑む役は、先々きっとしんどい。お肉とにんにくでスタミナをチャージしていますが、それでは追いつかないかも(笑い)。でも今はアクションの撮影だと思うと自然と昂ぶるくらい、楽しんじゃってます」(北川)
撮影■中山雅文
※女性セブン2015年9月17日号