【書籍紹介】『神曲ができるまで』/井上ヨシマサ/双葉社/1000円
小泉今日子、中山美穂などに楽曲提供をしている作曲家が、これまでの人生を振り返る。中学の頃にはプロとして活躍していた著者は、アイドルの曲も書き始める。特に、秋元康の言葉で楽曲提供するようになったAKB48については、『Beginner』はアイドルっぽくない曲で、もがいている人にメッセージを込めたなど制作秘話が満載。
自分の書きたい曲と、依頼された曲とのギャップに悩みながら、名作を生み出している著者のこだわりを読むと、プロの誇りが伝わってくる。
※女性セブン2015年9月25日号