タモリとNHKの桑子真帆アナが自由気ままに散歩する人気番組『ブラタモリ』(NHK総合)。第3シリーズまではロケ先は東京がメインだったが、今年の第4シリーズからは、地方ロケが実現した。チーフ・プロデューサーの中村貴志さんは、こう説明する。
「どんな場所に行くか、どんな案内人が来るかは2人には全く知らせていません。だからこそ、タモリさんも知識欲が刺激されるんでしょうね。国宝になった松江城や北陸新幹線が開通した金沢なども、タモリさんが歩くと全く違った視点で見えてくるんです。当日はぶっつけ本番ですが、長年お昼の生放送をしていただけあって、現場でのタモリさんのアドリブ力はすごいものがありますね」
そして、桑子アナは、『ブラタモリ』のおかげで歩き方も変わったという。
「ブラタモリのロケの心得は『上ではなく、下を向いて歩こう!』なんです。以前は街を歩いていても、景色や建物を見ることが多かったのですが、今は番組の影響で、プライベートでも下を見て歩くことが多くなりました。足元にあるコンクリートとタイルの境目に、実は何か歴史的な意味があるのかもしれない…なんて思いを馳せています(笑い)」(桑子アナ)
※女性セブン2015年9月25日号