所属していた芸能事務所との契約が終了し、8月からフリーで活動を始めている元モーニング娘。の加護亜依(27)。「モー娘。」脱退後は2回の未成年喫煙騒動、事務所解雇、自殺未遂騒動、できちゃった婚、そして夫の逮捕、離婚と波瀾万丈な人生を歩んできたが、これからどうやってこの世界で生きていくのか、心配なところでもある。
今後の方向性については本人も悩んでいるらしく、8月28日放送の『ダウンタウンなうSP』(フジテレビ系)に出演した際にも、過去の真相や現在の心境を赤裸々に語っている。一部報道にあったAV出演のオファーの噂についても認め、「脱ぐ仕事の話が多くて」と打ち明けた。
「モー娘。」の事務所を解雇されてからの8年間、彼女は歌や芝居にチャレンジしてきたものの、再ブレイクを果たせていない。今後、事務所に所属せず、フリーのまま芸能界を渡り歩くのはそう簡単ではない。芸能人として活躍するにはどうすればよいのか。芸能人の批評に定評があるライターの仁科友里さんはこう指摘する。
「加護さんは中年男性からは人気があって、その年齢層のタレントとの相性もいいのでチャンスはあると思います。たとえばダウンタウンの松本人志さんやナインティナインの岡村隆史さんは、彼女の良さを引き出してくれます。番組のアシスタントのような立場で仕事をさせてもらえれば、自分の居場所を作れるかもしれません」
ダウンタウン松本は、タクシー運転手への暴行事件後タレント生命の危機に陥っていた前園真聖(41)を、『ワイドナショー』(フジテレビ系)でイジり倒して再ブレイクさせた実績がある。加護も同じように、松本のイジりによって今度も何かと話題になれば再ブレイクは可能かもしれない。とはいえ、そればかりを期待してはいられないだろう。
「トラブル続きの加護さんですが、他のお騒がせタレントに比べればまだ救いもあります。というのも加護さんは、ある意味被害者という側面もあるからです。家庭環境が複雑だったとか、結婚生活でDVがあったと報じられたこともありました。
でも彼女はそういったことを人のせいにしません。『できない』と言ったほうがいいかもしれませんが、逆にそれが彼女の魅力の一つになっています。女性視聴者というのは、失敗する人を嫌っているのではありません。人のせいにする人を嫌うので、加護さんはこれまで通り、言い訳をせず人のせいにもしないことがポイントです」(仁科さん)