秋めいてきた とある夜。都心から少し離れたところにある焼肉店のカウンターに吉高由里子(27才)が座っていた。友人に近況報告をしながら、吉高はタンや赤身のお肉をほおばり、満面の笑みを浮かべる。この店は、吉高が芸能活動を始める前にアルバイトをしていた場所だった。
「もともとすごく好きなお店で、行きすぎてアルバイトをし始めたんです。もうおいしすぎて、ここにいたいなって、始めました」
あるインタビューで吉高はそう語っていたが、そもそも彼女は、週3ペースで肉を食べると公言している。
「肉=太る」というイメージが強いが、芸能界の美女たちはとにかく肉を食べている。
例えば山田優(31才)と西山茉希(29才)。ママ友のふたりが子連れ女子会の場所に選ぶのも、お気に入りの焼肉店だ。まだ小さい子供の世話をしながら、ぺちゃくちゃ。野菜や肉をてきぱき七輪にのせては、ぺちゃくちゃ。ほとんどお酒は飲まないものの、いつもにぎやかな会になるんだそう。
またハリセンボンの近藤春菜(32才)とパフュームの西脇綾香(あ~ちゃん・26才)が「春菜会」を開催したのは渋谷にある韓国料理店。夜11時からのスタートで、オーダーしたのはたっぷりの葉野菜で豚肉をまいて食べるサムギョプサルだった。
芸能界一の「飯食い」と称されるアンジャッシュ・渡部建との交際が話題の佐々木希(27才)は焼肉を食べたことを頻繁にブログにアップしている。
また女性セブンがスクープした水川あさみ(32才)と大東駿介(29才)のデート現場は都内の有名豚しゃぶ店。ちなみにこの店は、長澤まさみ(28才)や綾瀬はるか(30才)も常連だ。
「名物はかつおだしのスープにたっぷりのネギを入れて食べる関西風の豚しゃぶ。水川さんはテレビ番組で紹介したことがあるほどお気に入りの店で、もう4~5年は通っているんですよ」(同店常連客)
女性ばかりではない。嵐の松本潤(32才)、小栗旬(32才)、生田斗真(30才)ら男性スターも、とにかくみんな肉を食べている。
美養フードクリエーターの岩田麻奈未さんはこう説明する。
「肉に含まれるたんぱく質は筋肉、骨、内臓、髪の毛などの体を維持するために欠かせない三大栄養素の1つ。でも平均的な食生活を送っているだけではどうしても不足しがちになります。というのも、1日に必要なたんぱく質は“体重×1~2g”といわれており、たとえば体重50kgの人が必要なたんぱく質は50~100g。だからといって、肉を100g食べればいいかというとそうではない。お肉100gのたんぱく質含有量は約20gとそれほど多くはないのです」
なるほど。前述したスターのみなさんが、超多忙ながらいつ見てもキラキラ輝いているのは「肉」のおかげだったのか。
そして前出の岩田さんは、「この時期こそ肉を食べたほうがいい」と言う。
「季節の変わり目は、雨が多くなったり気圧が低くなったり気温の急激な変化もあり、体調を崩しがちです。またこの時期は、夏場暑くて食欲がなくなり、冷たい麺類やサラダばかり食べていたことによってたんぱく質が不足している人が多い。敏感肌やゆらぎ肌は、そういったことの影響を強く受けるんです。
つまり今こそ、肉を効率よく食べることが健康と美につながります」
※女性セブン2015年9月24日号