3才年下の元TBS社員のA子さん(38才)と結婚したことを発表したTOKIOの国分太一(41才)。所属事務所の社長であるジャニー喜多川氏(83才)も大喜びで、駆けつけた記者にこう喜びの言葉を口にした。
「きちっと電話をいただいて、『報告します』と。感動しましたよ。おめでたいです。彼はものすごくまじめだし、仕事も一生懸命やっている。自分の責任のもとで結婚するのならば、(タレントを)認め信じながらやっていくのは当たり前だと思っています」
そして、「(立場上)奨励するわけにはいかないけど」と前置きをした上で、こう続けた。
「アイドルとはいえ適齢期になったら遠慮なく結婚すべきです。奥さまが必要だし、将来、子供も必要だしね。それは流れとして当然のことで、なかったらかわいそうです。その上で我々は応援するだけです」
この発言は、多くの関係者を驚かせた。
2008年6月に交際が報じられ、2009年4月には雑誌のインタビューで堂々交際宣言をしたものの、すぐにふたりが結婚することはなかった。
「やっぱり、ジャニーズの結婚“鉄の掟”のせいで結婚できないのではないかと…。“1グループに結婚できるのは1人だけ”という暗黙のルールが存在するとされていましたから」(芸能関係者)
確かに、当時のジャニーズ事務所に所属するタレントで結婚していたのは、近藤真彦(51才)をはじめ、少年隊の東山紀之(48才)、SMAPの木村拓哉(42才)、TOKIOの山口達也(43才)、V6・井ノ原快彦(39才)と、少なかった。
「国分さんの場合はすでに山口さんが結婚していたためGOサインが出ないんだろうといわれていました。でも実際には違います。今回の結婚もそうですが、鉄の掟なんてありませんし、かなり自主性に任されているんです。ただし、彼らは多くの女性ファンを抱えるアイドル。ファンのことを顧みずに結婚していいわけではもちろんない。以前、デビュー間もない時期に結婚したいとかけ合ったメンバーがいたそうですが、それは認められませんでした。老若男女を問わないファンから支えられるようになればOKだという意識を持っていると思いますよ」(前出・芸能関係者)
現在、アイドルの形は多様化し、ニュース番組のレポーターやコメンテーター、バラエティーや情報番組の司会から料理番組、もちろん俳優業まで活躍の場は広がっている。その結果、SMAPやTOKIO、V6、嵐など、彼らのファンは老若男女を問わず、国民的タレントといっても過言ではないだろう。
「国分さんが結婚に踏み切れたのは、まさにそうした背景があったから。彼は『白熱ライブ ビビット』(TBS系)で“もう1つステージを上げるつもりで結婚ということを選択しました”と語っていましたが、芸能生活を長く第一線でやっていくにあたって、結婚もステップアップだと考えたのではないでしょうか。ジャニーさんが異例のメッセージを発したのも、他のタレントも、国分さんのように自分のポジションを見極めた上で、人生の選択をする必要があるという激励なのだと思います」(前出・芸能関係者)
※女性セブン2015年10月1日号