「球界の盟主」ともいわれる読売ジャイアンツ。過去に多くの選手が「巨人愛」を語り、さらにはFA選手を次々と獲得してきただけに、一部の巨人ファンは真剣に、誰もが巨人でプレーしたがっていると考えている。
そんな巨人ファンが切望するのが阪神のエース・藤浪晋太郎だ。
森友哉(20・西武)と高校時代バッテリーを組んでいた若虎。大阪・堺の出身だが、父親が熱烈なONファン。その影響で本人も、子供のころから巨人ファンだった。
「阪神入団後も『急に巨人ファンを辞めるわけにもいかない』と素直に告白していた。『(ファンだった)高橋由伸との対談ならいつでも受ける』とまでいっているとか」(スポーツ紙記者)
今年の藤浪は巨人戦で1勝4敗、防御率2.96と打たれている。巨人ファンからは、
「さすが根っからの巨人ファン。にじみ出る巨人愛を抑えきれないのだろう」
と、妙に感心されている。
そして、二刀流・大谷翔平(21・日本ハム)という球界の至宝も当然巨人ファンは見逃しはしない。いずれメジャーに移籍することを前提に日本ハムに入団したことから、さすがに今すぐにとはいわないようだが、
「米国でダメだったらすぐに獲りに行ったほうがいい。松井秀喜、イチロー以来のスター選手であることは間違いない。彼は日本球界を背負う人材。だからこそ巨人にいてほしい」(40代男性ファン)
※週刊ポスト2015年9月25日・10月2日号