《皆さん たくさんの励まし 暖かいコメント 心に染み渡りました 本当にありがとうございます(略) あまり周りに心配する人ばかりいてもかえって良くないんですよ 本人が滅入ります》
9月9日、ブログにファンへの感謝の言葉を綴った川島なお美(54才)。その2日前、夫の鎧塚俊彦氏(49才)と都内のイベントに参加した川島だが、彼女の姿に現場は騒然となった。
「川島さんが報道陣の前に姿を現すのは今年6月の『愛川欽也さんをしのぶ会』以来、3か月ぶりでした。その時に比べてもあまりに激やせしていたもので…。思わず質問が彼女の体調に関することに集中してしまったほどです」(現場にいたスポーツ紙記者)
振袖の生地で作られたシックなワンピースで登場した川島だったが、頬はこけ、首筋や肩は骨格が露わになり、二の腕は骨と皮に。身長158cmの彼女だが、現在の体重は30kg台前半だという。
「全然大丈夫。元気ですよ」と気丈に振る舞ったが、体調に配慮した主催者により、会見は5分で打ち切られた。これには川島と旧知の仲という小倉智昭(68才)も『とくダネ!』(フジテレビ系)で「昨年頭に渋谷でバッタリ出会ったけど、その時よりもやせられたんですよね」と神妙な表情で感想を述べた。
昨年1月、肝内胆管がんが発覚した川島は12時間に及ぶ腹腔鏡手術で胆管を摘出した。幸い、術後に再発や転移は見つかっていないが、「私の血管にはワインが流れている」と豪語するほど好きだったお酒は、一滴も飲めなくなった。
また、手術で胆嚢を摘出したため消化酵素が分泌されにくくなり、現在の食事は消化の良い発酵玄米や豆乳ヨーグルトを中心に、おかずは全て、ゆっくりと時間をかけて噛んで食べている。
「手術後、川島さんは抗がん剤も放射線治療も一切受けていないんです。今、実践しているのは、免疫力を向上させるための食事療法や、プロテインの摂取、そして適度な運動だそうです。ただ、あの体を見ると、果たしてそうした療法に効果が出ているのか、心配になってしまう部分もあります…」(川島の知人)
医学博士の狭間研至氏(医療法人大鵬会千本病院の院長代行)が解説する。
「胆管がんなど消化器系のがんの場合、食べられなくなることが多いんです。うまく栄養素が体内に取りこめず、やせてしまったり、脱水症に近い状態になって点滴を打たなければいけないケースもある。術後、がん性悪液質といって、体内に栄養素を保持しづらい状態になってしまう患者さんもいます。胆管がんは、本当に難しい病気なんです」
※女性セブン2015年10月1日号