国内

「ゴッホとルノアールを棺桶に」で世界の顰蹙を買った経営者

 長者番付は時代に応じて変遷を繰り返してきた。現在は孫正義氏や柳井正氏ら起業家全盛ともいえるが、1990年代は、消費者金融、パチンコ、Jポップが席巻した時代だった。

 バブル崩壊の足音が聞こえ始めた1990年、それでも海外では「ジャパンマネー」が席巻していた。英国の金融専門誌は、世界の金融機関番付で1位に住友銀行(現・三井住友銀行)、2位に第一勧業銀行、3位に富士銀行(ともに現・みずほ銀行)を掲げた。

 同年5月、アート作品のオークションでは、ゴッホの絵画「医師ガシェの肖像」が日本人により約125億円という史上最高値で落札された。

 落札したのは1990年度の長者番付1位となった斉藤了英・大昭和製紙名誉会長だった(所得税額・31億2844万円)。斉藤はゴッホを落札した2日後にもルノアールの絵画を約119億円で落札した。その支払いのために、土地や自社株を売却して、番付で1位となったのである。

「『東海の暴れん坊』の異名をとったワンマン気質の経営者でしたが、何より2枚の名画を『死んだら棺桶に一緒に入れて焼いてくれ』といって、世界中のアートコレクターから顰蹙を買ったことが記憶に残る人です」(経済誌『月刊BOSS』編集委員・関慎夫氏)

※週刊ポスト2015年9月25日・10月2日号

トピックス

沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
ゴールデンタイムでの地上波冠番組がスタートするSixTONES
ゴールデンタイムで冠番組スタートのSixTONES メンバー個々のキャラが確立、あらゆるジャンルで高評価…「国民的グループ」へと開花する春
女性セブン
中居正広氏とフジテレビ社屋(時事通信フォト)
【被害女性Aさん フジ問題で独占告白】「理不尽な思いをしている方がたくさん…」彼女はいま何を思い、何を求めるのか
週刊ポスト
食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《食道がん公表のとんねるず・石橋貴明(63)》社長と所属女優として沈黙貫く元妻の鈴木保奈美との距離感、長女との確執乗り越え…「初孫抱いて見せていた笑顔」
NEWSポストセブン
生活を“ふつう”に送りたいだけなのに(写真/イメージマート)
【パニックで頬を何度も殴り…】発達障害の女子高生に「生徒や教員の安心が確保できない」と自主退学を勧告、《合理的配慮》の限界とは
NEWSポストセブン
5人での再始動にファンからは歓喜の声が上がった
《RIP SLYMEが5人で再始動》“雪解け”匂わすツーショット写真と、ファンを熱狂させた“フライング投稿”「ボタンのかけ違いがあった事に気付かされました」
NEWSポストセブン
ドナルド・トランプ米大統領によって実施されているさまざまな施策が、米国社会に大きな影響を与えている(AFP=時事)
「極度の肥満のため死刑を停止して」「執行の際に座骨神経痛が痛む」女性に性的暴行し殺害したマイケル・タンジ死刑囚(48)の“驚きの要望”《トランプ大統領就任で加速する死刑執行》
NEWSポストセブン
中居正広の私服姿(2020年)
《白髪姿の中居正広氏》性暴力認定の直前に訪問していた一級建築士事務所が請け負う「オフィスビル内装設計」の引退後
NEWSポストセブン
これまで以上にすぐ球場を出るようになったという大谷翔平(写真/AFLO)
大谷翔平、“パパになる準備”は抜かりなし 産休制度を活用し真美子夫人の出産に立ち会いへ セレブ産院の育児講習会でおむつ替えや沐浴を猛特訓か
女性セブン
ネズミ混入トラブルを受けて24時間営業を取りやめに
《ゴキブリ・ネズミ問題で休業中》「すき家」24時間営業取りやめ 現役クルーが証言していた「こんなに汚かったのか」驚きの声
NEWSポストセブン
岡田結実
《女優・岡田結実(24)結婚発表》結婚相手は高身長の一般男性 変装なしの“ペアルックデート”で見せていた笑顔
NEWSポストセブン
ウッチャンナンチャンがMCを務める番組『チャンハウス』
【スクープ】フジテレビがウンナン&出川MCのバラエティー番組で小学生発言を“ねつ造演出”疑惑 フジは「発言意図を誤解して編集」と説明、謝罪 
女性セブン