誰もが知る人気映画監督が参入、次々とハイクオリティーの作品が生まれ、さらにNetflix(ネットフリックス)の上陸で黄金時代を迎えている海外ドラマ界。
日本で9月2日にサービス開始となったNetflixをご存じだろうか?
全世界に6200万人以上の会員数を誇るアメリカ発の動画配信サービスで、既存の映画やドラマだけでなく、自社製作のオリジナルコンテンツも満載。日本ではフジテレビが『テラスハウス』の新作をNetflixで製作・配信することで話題になった。
映画ライターのよしひろまさみちさんはこう話す。
「Netflixの自社製作はスポンサーがいないのでCMがなく、表現の規制が少ない。クリエーターが好きなだけ力を発揮した作品が多いです」(よしひろさん、以下「」内同)
最大の強みは、世界中の会員から集めた視聴データを分析し、顧客の好きそうな作品をホーム画面上に表示する「リコメンド機能」だ。
「わざわざ検索しなくても自分に合ったドラマが次々見つかり、ハマる人が続出しています。日本のサービスでは4Kテレビに対応。映像にこだわりがあるファンにもおすすめです。
しかも月額利用料650円(ベーシックの場合)ですべてのコンテンツが見放題! DVDを借りに行って、見て、返却して…という手間もなく、見れば見るほどリーズナブルになるというわけだ。
海外ドラマは何本も続くし、お金もかかる…そう思っていたあなた、今こそスタートラインに立つ絶好の機会なのだ。
それにしても今、こんなにも海外ドラマがアツいのはなぜか。よしひろさんは、「コンテンツの充実」がメインの理由と言う。
「日本のドラマはワンクール3か月で8~10話完結が一般的ですが、海外ドラマは面白ければどんどんシーズンが続く一方、つまらなければ即打ち切りです。激しい競争でクオリティーが高くなり、どのドラマもとても面白く、一度見たらやめられないものばかりです」
とかく面白い作品にはお金がかかるものだが、ドラマにかける製作費が海外は日本と比べてケタ違いだ。
「とくにアメリカはエンターテインメント性を高めるため、ドラマ製作に莫大な費用を投じます」
Netflixだけじゃなく、Huluなど、ネット配信を行うサービスはいずれも1万本以上の動画配信本数を誇るが、利用料はすべて、数百~2000円未満の月額定額制。加えてスマホなど視聴デバイスの多様化も好調の要因だ。
※女性セブン2015年10月1日号