プロレスラー・長州力のものまねで、滑舌の悪い「キレてないですよ」のネタで知られる、お笑いタレントの長州小力(43才)。このネタが、結婚式の余興で大好評だという。長州小力に話を聞いた。
――結婚式の余興のゲストに、引っ張りだこだそうですね。
小力:大袈裟に言うと、そうですね(笑い)。
――どんなネタをされているんですか?
小力:「最近何やってるの?」ってよく聞かれるんですけど、ブレイクする前から今まで、なにも変わらないです。だから普通の営業でも結婚披露宴の余興でも、変わらずパラパラをやっていますし、お客さんと喋りながら20分くらいのネタをしています。
――結婚式は、月に何回くらい呼ばれていますか?
小力:6月のシーズンなどは、7回くらいです。余興は昔からやっていたんですけど、意図してなかったところで皆さんが喜んでくれていたんだなって。
――意図していないというのは?
小力:何でぼくを選んだのか、以前、主催者さんに聞いてみたんです。芸人はいっぱいいるし、今テレビに出てる芸人のほうが喜んでもらえる可能性は高いじゃないですか。そうしたら、「小力さんは“キレてないですよ”って言うじゃないですか。“縁が切れない”から縁起がいい」と言われたんです。なるほどって。
――そういう理由で呼ばれてたんだと初めて知った?
小力:そうです。結婚式で“切れる切れない”という言葉は、使っちゃいけないと思っていたんです。ハサミという言葉自体、結婚披露宴ではダメだというのを聞いたことがあるので。めでたい席で“切れる切れない”と言うのは、よくないなと思いながら仕事をしていたので、言った後に「すみません、これはあくまでもギャグなので」って補足をして、笑いに変えていたんですけど。「キレてない」というのが縁起ものだと言われて、良かったって。
――結婚式ではいろいろなハプニングもつきものでは?