10月1日に話題のドラマ『洞窟おじさん』が放映される。原作となった文庫版『洞窟オジさん』(小学館)も話題だ。洞窟オジさんのモデルとなった加村一馬さん(69才)とドラマで主演を務めたリリー・フランキー(51才)のスペシャル対談が実現した。
両親の虐待から逃れるために、愛犬・シロとともに家を出た13才の少年は43年もの間、足尾銅山の洞窟や川べりでサバイバル生活を続けた。人とのかかわりを避け、ヘビやイノシシ、魚などを捕まえて飢えをしのいで…。
現在、群馬県にある自立支援施設に暮らしている加村一馬さんの壮絶な生涯を描いたドラマ『洞窟おじさん』(NHK BSプレミアム)。7月20日に放送され大きな話題を呼んだ2時間版に続いて、10月1日からは全4話の完全版(毎週木曜夜9時スタート)が放送される。
それに先立ち、行われた加村さんと主演を務めるリリー・フランキー(51才)の対談。実はこのふたり、この日が初対面なのだという。
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リリー:こうしてお会いするのは初めてなんですが、やっぱり親近感がありますね。監督もおっしゃっていましたが、顔が似てるんです。帽子が好きなのも一緒だし。
加村さん:いやあ、すごい人が来てくれた。最初に名前を聞いた時は外国の人かなと思ったけど(笑い)。
〈『洞窟おじさん』というタイトルを気に入って、すぐに出演を決めたリリー。しかし、撮影は想像以上にハードなものだったという。〉
リリー:加村さんのワイルドな人生を再現しなければならないので、どうしても肉体を酷使することになりましたね。格闘シーンもあるし、走るし、脱ぐし…。NHKのドラマでこんなケツまで出すことがあるのかなって(笑い)。