明け方まで降り続いた雨があがり、雲のすき間から秋のやわらかい日差しが降り注いだ9月26日、学習院女子中等科・高等科の運動会が行われた。
朝8時過ぎ、肩に通学バッグをかけ、両手に紙袋とトートバッグをさげた愛子さまが足早に校門をくぐられた。一大イベントを前に表情は明るく、足取りも軽やか。それから遅れること1時間半。皇太子ご夫妻を乗せた車が、校内へと入った。
この日は雨の影響のため、予定より1時間遅れの10時に開会式がスタートした。
「学習院女子中等科の運動会は、女子高等科との合同開催です。中1から高3までが学年対抗で得点を競い合うものと、学年別にクラス対抗を行う競技があります」(学習院関係者)
愛子さまが最初に登場された競技は、11時過ぎに行われた『進撃のむかで』──いわゆるむかで競走で、前後に並んだ3人が右足をひもで結んで走る。愛子さまは3人組のいちばん後ろという大変なポジション。前の仲間を蹴らないよう気を使いながら、大きな声をかけあい、最後はスパートをかけてゴールされた。レースを終えた愛子さまは手をたたきながら、弾けるような笑顔を見せられていた。その表情は、昨年の運動会とは対照的だった。
1年生の1学期後半から始まった愛子さまの“不規則登校”。遅刻や欠席が増え、期末テストや終業式にも顔を見せられなかった。その状態は2学期になっても改善されず、午後2時を回ってから登校されることもあった。
「そんななかでの運動会でしたから、昨年の愛子さまは心ここにあらずという感じで、あまり元気がありませんでした。しかし、今年は打って変わってとても活発なご様子で、心から楽しまれているようでした。見ているこちらも、思わずうれしくなってしまうほどでしたね」(ある保護者)
※女性セブン2015年10月15日号