9月26日、学習院女子中等科・高等科で運動会が開かれた。
愛子さま(13才)のご活躍を、皇太子さまと雅子さまは本部席から温かく見守られていた。オペラグラスを手に熱心に競技を観戦された雅子さま。時折、雅子さま(51才)が皇太子さまに顔を寄せ、耳元で何かを囁くようにされると、皇太子さまは、手に持ったカメラを愛子さまの懸命なお姿に向けられるという微笑ましい場面も見られた。
他の保護者たちも望遠レンズのカメラやビデオカメラを回して、わが子の活躍を記録に残そうと大わらわだった。しかし、そんなどこにでもある運動会の光景も、昨年は見られなかったものだ。保護者がこう振り返る。
「昨年は2学期が始まってすぐ、学校側から保護者宛に《運動会のお知らせ》というプリントが配られました。そこには《他の生徒を本人に断りなく撮影することは遠慮ください》と書かれていました。愛子さまに言及していたわけではありませんでしたが、保護者の一部からは、“愛子さまを撮影させないためだ”といった不満の声があがりました」
加えて、「マスコミ非公開」に厳重な警備。厳戒態勢ともいえる運動会だった。
「それを考えると、今年はまるで“掟”のような注意喚起のプリントが配られることもなく、当日も護衛の警官は保護者に溶け込んでいて、ピリピリとした緊張感はありませんでした」(保護者)
午前の部が終わりお昼休みになっても和やかな空気は変わらなかった。愛子さまは同級生たちと教室に戻り昼食をとられ、皇太子ご夫妻は、校内の応接室で東宮職が準備したお弁当を召し上がった。
「昨年は応接室で昼食をとられるご夫妻に対し、“ご夫妻は人目を避けられている”などといった声が保護者のあいだから聞かれました。しかし今年は、ご夫妻に対し不平不満を漏らしたり、うがった見方をする人は影を潜めましたね。ママ友とにこやかに挨拶を交わされる雅子さまの姿も、とても自然で明るい雰囲気に感じました」(学習院関係者)
※女性セブン2015年10月15日号