ストーブリーグといえばまず各球団の監督・コーチなどの人事が気になるところだが、今年は首脳陣だけでなく選手の動きも激しい。楽天の嶋基宏、西武の炭谷銀仁朗、日本ハムの大野奨太ら、捕手勢の動きに注目が集まっているが、なんといっても今年のFAの最注目株は、ソフトバンク(SB)の松田宣浩だ。
現年俸は推定2億2000万円で、FA権を行使すれば来年は金額がさらに跳ね上がるとされる。ちなみにSB残留となると「3億5000万円の4年契約プラス出来高で最大25億円の超大型契約になるといわれている」(SB担当記者)。
これだけの額を支払える球団は限られる。そうなると浮上するのは、もちろん“球界の盟主”の名前だ。
「しかも巨人にはアドバンテージがある。松田は元女子アナだった奥さん(九州朝日放送の柴田恵理さん)が、東京でフリーアナとして仕事に復帰することを希望しているといわれる。巨人なら日テレに口を利くことはたやすい。その点からも巨人入りが現実味を帯びています」(同前)
※週刊ポスト2015年10月16・23日号