安倍政権が掲げる「女性が活躍する社会」。党内でも、“活躍の場”を巡って、バチバチと火花が飛び交っている。
今、最も注目されている女性議員が、衆議院議員の稲田朋美氏(56才)だ。稲田氏は福井選出、当選4回ながら、内閣府特命担当大臣、自民党政調会長など“異例の大抜擢”で、華麗な経歴の持ち主。その裏に、安倍晋三首相の“かわいがりがある”と永田町ではもっぱらの評判なのだ。
「2005年、稲田さんを選挙に推薦したのが安倍さん。以来、安倍さんは稲田さんの“後見人”を自負しています。稲田さんは、大臣時代も靖国神社に参拝するなど、安倍さんと思想が近く、最近では、“ポスト安倍”“初の女性総理”という話が出るほど」(全国紙政治部記者)
稲田氏はその政治姿勢だけでなく、「網タイツ」と「メガネ」も大きな武器。ちなみにメガネは地元・福井の特産品で、“だて”との噂。そんな“稲田スタイル”は、永田町、霞が関で大人気だ。
「稲田さんの愛称は“ともちん”“ともちゃん”で、官僚からも気に入られている。“甘え上手”で、政策や法案でわからないことがあると、重鎮議員や官僚に“教えてください”と聞きに行く」(政治ジャーナリスト)
そんな安倍首相の“寵愛”に、参議院から“待った!”がかかった。
「これまで、安倍さんと“相思相愛”といわれてきたのは、参議院議員の丸川珠代さんです。こちらも安倍さんが口説き落として議員にした女性。元アナウンサーで知名度も高く、発言や行動が目立つことから自民党の“広告塔”的な役割を果たしてきました。といっても、彼女は参議院議員。厚生労働委員長としての役目はしっかり果たしていましたが、稲田さんとはレベルが違います」(前出・政治部記者)
そんな丸川氏だが、今回の内閣改造では環境相のポストで初入閣を果たした。
ちなみに、丸川氏といえば、赤と白を基調にしたファッションがトレードマーク。これは、風水を参考にしているとか。メガネVS風水の戦い。最終的に安倍さんのおメガネにかなうのは、さて?
※女性セブン2015年10月22・29日号