小雨まじりの9月下旬、平日の深夜2時。新宿・歌舞伎町で、キャバクラを何店も物色しながらウロウロする学生風の男性3人組の正体…実は今年話題になった若手芸人だった。
「ラッスンゴレライ」で大ブレークした『8.6秒バズーカー』のはまやねん(24才)、『あったかいんだからぁ♪』でCDデビューした『クマムシ』の“歌わないほう”佐藤大樹(27才)、「なんのッ!?」と白目をむく特異な顔芸で人気の『ピスタチオ』小澤慎一朗(27才)。
この3組は今秋、全国で合同ライブを開催中。この夜はその打ち合わせ、あるいは稽古の帰りだったのか、3人はとある小さなキャバクラ店に吸い込まれていった。
人気芸人の三つ巴とあっては、その結果が気になるところ。誰が最もモテたのか──。
キャバクラに慣れた様子のはまやねんだったが、「芸人さんって大変そうですよね!」と気遣う女子に「え…おれら普通に会社員だし」とテンション低めの答え。
時間が経てど、隣の女子は一向にクマムシ佐藤が誰だか気づかない。途中、お酒を運んできた女の子が小声で「ほら、クマムシの、クマムシじゃないほうじゃない?」と囁くのが微妙に周囲に響き気まずい場面も。しかし佐藤は動じることなく、いちばん安い焼酎を飲み続けていた。
ピスタチオ小澤の担当となった女の子は「よろしくお願いします!」と言いながら、小澤のギャグをマネして白目をむいた。サービス精神旺盛なキャバ嬢にどう迎え撃つのか…と思いきや、小澤はたった一言「何、それ?」。その後はなぜかずっと骨格についての話を延々と…。
結局、誰一人女の子たちを口説くこともなく、終始口数少ないまま。ワリカンでお勘定をすませると3人は店を後にしたのだった…。
※女性セブン2015年10月22・29日号