昨年デビュー25周年を迎えたドリカムは、今夏、初のベストアルバム『DREAMS COME TRUE THE BEST! 私のドリカム』をリリース。オリコン週間ランキングで12週連続TOP5入りのロングヒットを記録し、ミリオンがもう目の前だ。
そんな『私のドリカム』のジャケット写真が話題を呼んでいる。浴衣姿、ツインテール、スキンヘッド、レゲエ、女子高生、サラリーマン…そんな、いろんな人物に扮した吉田と中村のイラストに交じって、誰の目に見てもはっきりわかる元メンバーの西川隆宏(51才)がいる。金髪に、淡いグリーンのニットを着て、首にはチーフを巻いている。そして、歌詞カードをめくると、『やさしいキスをして』のところに、やはり西川のイラストが添えてあるのだ。
ドリカムデビュー直後からファンという北村唯さん(43才・主婦)はうれしさを隠しきれない。
「今回のベストアルバムは3人だったときの曲も入ってるし、それをなかったことにするんじゃなくて、ちゃんとニーヒャ(西川)もいるのが本当にうれしかった。
もともと3人がつながっていることは、私たちファンの間では常識でした。だって、ほとんどのライブ会場に、ニーヒャからの花が出ていて、そこで写真撮影するのが楽しみのひとつなんですから。
ただ、今年は、いろいろうれしいサプライズが続いているんです。音楽番組(7月10日放送特別番組『うれしたのし大好き2015~ドリカムへの挑戦状~』〈フジテレビ系〉)でマサさん(中村正人)がニーヒャのことをふられて、“元気です”って言ったこともあって…。私の記憶ではニーヒャの脱退後、コンサートでも彼のことを話したことは一度もありません。公式にニーヒャのことを話したのはたぶんこの時が初めてだったんですよね」
このジャケットの制作について、ある音楽関係者が言う。
「突然でびっくりしたというファンの声はたくさん届いていますが、でも、吉田さんと中村さんにとっては特別なことじゃなかったんですよ。脱退したからって、縁が切れるわけでもないし、互いに連絡を取り合って近況報告もし合っています。ベストアルバムを作るにあたって、そこに西川さんがいないほうが、2人にとってはおかしなことだったんでしょう」
※女性セブン2015年10月22・29日号