ライフ

エレベーターのマナー 操作盤からもっとも遠い奥が「上座」

 あらたまった場所で必要となる正しいマナー。マナーを恥ずかしい思いをしてしまうこともあるので、しっかりと身につけておきたい。難しいのが上座と下座だ。

 エレベーターの庫内にも上座、下座はある。基本は、操作盤からもっとも遠い奥が上座。客や上司などには先に乗ってもらい、自分は後から。

「これはエレベーターを操作する人がいる場合のマナー。ドアの開閉ボタンは操作する人に任せ、自分は直接ドアを手で押さえ、全員乗ったのを確認し、最後に乗り込みます。降りる時は、先に降りてみんなが降りるまでドアを押さえます」(人材育成コンサルタントでマナー講師の美月あきこさん、以下「」内同)

 タクシーなど車で移動する場合、運転席の後ろが上座になる。後部席に3人で座る場合は、真ん中がもっとも下座。

 とはいえ、高齢者の場合や、着物姿やミニスカートなどの服装によっては、奥までスムーズにスライドしながら移動し、着席するのは難しい場合もある。

「そういう場合は、上座にこだわらず、乗降がスムーズにできるように歩道側の後部座席に座っていただく。できれば、自分は車道側のドアを手動であけて乗り込むとスマートな印象を与えます」

 無人エレベーターの場合、次のように。

「お先に“失礼します”と言って素早く乗り込み、操作盤の前に立って開ボタンを押し、お客様に乗ってもらい、降りる時は最後に降ります。操作盤が左右にある場合の庫内席次は、入り口から見て左奥が上座、入り口から見て手前左側が下座になります」

※女性セブン2015年10月22・29日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

百合子さまは残された3人の仲を最後まで気にかけられたという(2023年6月、東京・港区)
百合子さま逝去で“三笠宮家当主”をめぐる議論再燃か 喪主を務める彬子さまと母・信子さまと間には深い溝
女性セブン
氷川きよしが紅白に出場するのは24回目(産経新聞社)
「胸中の先生と常に一緒なのです」氷川きよしが初めて告白した“幼少期のいじめ体験”と“池田大作氏一周忌への思い”
女性セブン
公益通報されていた世耕弘成・前党参院幹事長(時事通信フォト)
【スクープ】世耕弘成氏、自らが理事長を務める近畿大学で公益通報されていた 教職員組合が「大学を自身の政治活動に利用、私物化している」と告発
週刊ポスト
多くのドラマや映画で活躍する俳優の菅田将暉
菅田将暉の七光りやコネではない!「けんと」「新樹」弟2人が快進撃を見せる必然
NEWSポストセブン
阪神西宮駅前の演説もすさまじい人だかりだった(11月4日)
「立花さんのYouTubeでテレビのウソがわかった」「メディアは一切信用しない」兵庫県知事選、斎藤元彦氏の応援団に“1か月密着取材” 見えてきた勝利の背景
週刊ポスト
田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
NEWSポストセブン