大安の日曜日の10月4日、東京・港区にある愛宕神社。鮮やかな朱色の門の前で、秋晴れの陽光に照らされた新郎新婦、東出昌大(27才)と杏(29才)のたたずまいの美しさに、出席者だけでなく、通りかかった参拝客も思わず足をとめた。
ふたりが共演した連続テレビ小説『ごちそうさん』(NHK、2013年)にも和装の挙式シーンがあったが、それが現実のものに。ふたりは、緊張と安堵がないまぜになった表情を浮かべていた。
神前結婚式の出席者は親族とごく親しい友人40人ほど。その中に、ふたりを温かく見守る杏の父・渡辺謙(56才)と再婚相手である南果歩(51才)。傍らでは兄・渡辺大(31才)も嬉しそうな笑顔を浮かべていた。
「挙式はふたりの希望で極秘で進められました。歴女の杏にとっては徳川家康ゆかりの愛宕神社は思い入れが深い場所。ちなみに、挙式の料金は10万円ほどだそうです」(芸能関係者)
披露パーティーは東京・青山にある一軒家レストランで開かれた。ごく少数の友人・知人だけを招いたこぢんまりとしたものだった。
「ふたりの手作り感があふれた、すっごく素敵なパーティーでした。ふたりは『楽しんでください』と短いスピーチをしただけですが温かい雰囲気で…。両親や親族の姿はなく、出席者は杏ちゃんの小中学校時代の同級生や東出くんの高校の同級生、役者仲間やモデル仲間が数人。全部で30人くらいだったと思います」(出席者のひとり)
パーティーは立食形式。振る舞われた料理は『ごちそうさん』のスタッフが作ったものだったという。
「野菜の煮物や唐揚げ、塩むすびなどドラマで登場したものが中心でした。小学生の頃から料理が得意だった杏ちゃんも一緒に作ったようで、胃袋がつかまれるような家庭料理ばかりでした。友人からの出し物といえば、南海キャンディーズの山里亮太さん(38才)が出したクイズぐらい。お土産には小さな花束をいただきました」(前出の出席者)
※女性セブン2015年11月5日号