芸能

老人ホームでリハビリの田中邦衛 家族もほぼ毎日お見舞いに

毎日リハビリに励む田中邦衛

 神奈川県横浜市の海沿いの小高い丘の上に建つ純和風の豪邸の主を、近隣で知らぬ者はいない。

「田中邦衛さん(82才)のおうちです。この辺りじゃ、タクシー運転手に“田中さんの家へ”って言えば一発で着くくらい有名です。近所づきあいも盛んで、隣の家で宴会を開いたり、本当に気さくな人です。よく丘を下って最寄り駅まで歩く姿を目撃します。ある時“駅まで乗っていきますか?”って車越しに声をおかけしたら、“ありがとう。でも健康のために歩いてるんで、大丈夫だよぉ”って。お体に気を配っていてね…」(近隣住人)

 テレビドラマ『北の国から』(フジテレビ系)の主役・五郎役を始め、映画『仁義なき戦い』や、高倉健さん(享年83)と共演した『網走番外地』など、数多の名作に出演し続けた田中は、木訥でどこか憎めない役柄同様に、地域でも愛されていた。しかし、この数か月、そんな田中の姿は近隣でまったく見かけられていない。

《田中邦衛「介護付き老人ホーム入居」》。10月16日発売の『週刊ポスト』でこんな事実が報じられた。

 同誌によれば、田中は今年夏頃、高熱で倒れて2週間ほど入院。寝たきり生活の中でもともと弱かった足腰が悪くなり、車いす生活となったため、老人ホームに入居したのだという。

「田中さんが最後に公の場に出たのは2012年8月の地井武男さん(享年70)のお別れ会でした。ここ数年は体調も優れず、仕事も控えていました。老人ホームへの入居は、自宅はバリアフリーになっていなかったし、“ここで生活したら家族に迷惑がかかるから”といって自分で決められたそうです。奥さんとふたりの娘さんと何度も話し合ったそうです」(田中の知人)

 田中が入居した老人ホームは、家賃や食費を含めて月額20万円ほどで、有名俳優が入居するような特別に豪華な施設ではない。

 個室は用意されているものの、介護士の付き添いのもと、食堂やホールなど他の入居者と時間を共にすることも多いという。そんな田中を、家族は懸命に支えている。

「奥さんと娘さん、ほとんど毎日お見舞いに行っています。近くに住む次女が車で奥さんを迎えに来て、一緒に施設まで行くんです。日が暮れるまで田中さんと一緒に過ごしていますよ。差し入れの食事を持ってきて、お体をケアしてあげてね。田中さんも、家族と過ごす時間が何よりも嬉しいそうです。一日も早く車いす生活を脱して自宅に帰るために、毎日リハビリに励んでいるそうです」(前出・田中の知人)

 現在、NHKのワシントン支局長を務めている長女も、折に触れて父親と連絡を取り、励ましているという。

 次女に話を聞いたが、「すいません。父のことはそっとしておいてください…」と話すだけだった。

※女性セブン2015年11月5日号

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン