AKB48を卒業後、女優として映画に舞台にミュージカルに、と多方面で活躍する秋元才加(27才)。彼女の肉体美を最大限に活かしたアクションミステリー、劇場版『媚空―ビクウ―』が11月14日から公開される。秋元が演じるのは、闇に落ちた騎士や法師を葬る闇斬師、媚空。昨年放送されたドラマ『牙狼〈GARO〉―魔戒ノ花―』に登場したキャラクターだが映画はドラマにない設定を加えた新たな物語だ。女性も惚れ惚れする腹筋を鍛えあげ、キレのあるアクションを見せる秋元に、アクションや肉体作りについて話を聞いた。
――アクションで一番大変だったのは?
秋元:体を動かすこと自体は苦ではありませんでした。AKB在籍時代から踊っていたので、アクションの手数を覚えるのも振付けを覚えるみたいな感じで。ただ、衣装が薄かったんです。今年1月に撮影したんですが、半裸のような恰好で一日中倉庫みたいなところにいたので、とにかく寒かったんです! ただ、寒さが功を奏して目がウルウルしていたのはいいシーンに繋がったと思います。「私、目が輝いてるじゃん!」って。怪我の功名ですね。
――見事な腹筋は映画が決まってから作ったんですか?
秋元:そうです、そうです。昨年10月くらいに出演が決まり、監督とお話する中で「今回は秋元さんの肉体を撮りたい」と言われたのでと。露出が高めだった白い衣装の撮影日に合わせてジムに週3回くらい通いました。見える所の筋肉をつけてもらうトレーニングをしたり、プロテインを飲んだりしてました。
――プロテインはどのくらいの量を飲んでいたんですか?
秋元:1日150ccです。飲み過ぎると筋肉がつきすぎちゃうので。私は美容や健康オタクなので、すごく調べちゃうんですよ。タンパク質も本当にいいものってなんだろう、アスリートが飲んでいるのはなんだろうって。一緒の撮影場所にいた女子プロレスラーの方に「何のプロテインを飲んでいるんですか?」って尋ねちゃいました。
――ジムには時間にしてどのくらい通ったんですか?
秋元:1回1、2時間くらいです。普段はしなやかな体を目指して筋肉が付かないようなトレーニングをしていました。たとえば、ピラティス。でも、今回のお仕事で「これはカッコいい筋肉をつけるしかない」とマシーンやダンベルみたいなものも使いました。私はすぐに筋肉がついてしまう体質なので、ふだんは「走らないでください」と言われているんです。でも、今回は傾斜をつけて走らされ、ランナーみたいなトレーニングを繰り返しやりました。楽しかったですよ(笑い)。