海外旅行をしていると「あぁ、いい女だなァ」などと、街角にたたずむ女性を見て思うこともあるだろう。しかし、「所詮は高嶺の花」と諦めてはいないだろうか。スペインで人気の性科学者、モンセ・イセルテ氏。同氏が日本人男性に「ヨーロッパ美女攻略法」を伝授する。
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性科学者の立場から、日本人男性が欧州に旅行して、現地の女性と一夜を過ごすためのテクニックをお教えします。
欧州の女性は、実は積極的な行動で口説かれるのはあまり好きではありません。ただし、友達関係で終わってしまうようなスローなアプローチではセックスまで至らないので、女性の心理を上手に突くことが大切です。
最初の会話では、その女性が住む町への興味を示すことで彼女の共感を引き出すといいですね。それから相手に対して好意を持っていることを伝え、その感情が特別なものであることを徐々に態度で示していくのです。
日本人男性が持っている礼儀正しさやシャイな部分は、欧州の女性にとってとても官能的で、欧州男性にありがちな積極的すぎる姿勢よりも魅力的です。もちろんベッドに入ってからシャイになってはダメですよ(笑い)。
欧州の女性には「日本人とも一度だけ経験してみたい。すぐに帰国する人だから、感情を引きずる心配がない」という心理が潜在的に働いています。
ですから、適当な会話で“楽しそうな日本人ね”と思わせ、お茶の誘いに乗ってくるようなら、もう半分は成功したようなものです。
●モンセ・イセルテ/1980年生まれ。スペイン・バルセロナ出身。バルセロナ大学で心理学を学び、セックス・カップル心理療法学修士号、心理学博士号を取得。性科学者として地元のラジオ番組にも出演。
※週刊ポスト2015年11月6日号