2015年入社の新入社員が選ぶ「理想の上司」調査で、男性の上司の1位に選ばれたのが松岡修造。熱血漢として知られ、「やる気を引き出してくれそう」なのがその主な理由。でも、身近にいる“修造社員”はトゥーマッチで厄介な場合が多く、「理想」からはほど遠いようで……。OLさんたちが自分の周りにいる“修造社員”について語り合いました。
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みり(IT・31歳):スポーツ中継になると湧いてくる修造。ウチの会社にも、“修造社員”がいるんだけど、これが厄介で……。
さき(メーカー・29歳):ウチの課長がまんま“修造課長”。彼主催の勉強会ってのが月イチであるんだけど、参加しないと「情熱がない!」「若い連中はこれだから」とグチグチグチグチ。肝心の勉強会もデータなしエビデンスゼロで、「営業は情熱」って語られるだけ。みんな、うんざり。
まこ(商社・28歳):ウチの部長もそのタイプ。しかも外国帰りだから、修造にルー大柴が加わったスキのない濃さw 「仲間をリスペクト」「エンパワーメントが成果を決める」とか、わっけわからない。
れな(メーカー・28歳):激アツの修造タイプは、ともするとパワハラに寄りがち。隣の部の課長はすれすれだね。「一生懸命なら疲れない!」とか「努力はかっこわるくない!」とか「かっこわるいのがかっこいい」とか禅問答を繰り返した挙げ句……。
さえ(流通・27歳):“サビ残”強要でしょ?
まこ:「体育会系」の押しつけも立派なハラスメントだよね。前の部長が完全にそれで、男のメンバーは週末ゴルフやテニスに付き合わせる。挙げ句に、始業前に部長開発の「オリジナル体操」を全員でやらされるようになっちゃってさ。
さえ:何なの、それ?
まこ:部長が編み出した、仕事に効くストレッチらしい。最初は肩こりとかによくて好評だったの。ところが、調子こいた部長が日に日に難度を上げたもんで、始業前からグッタリ。
れな:そういう部長ってさ、病欠の電話しても「病は気からだ。風邪はひきながら治せ!」とかわけわからない精神論いって、出社させたりしない?
まこ:するする~。「自分の体をマネージするのも勤め人の役目。お前はそれもできないのか!」とかうっせーから、這ってでも行くしかない。
※週刊ポスト2015年11月6日号