あるママは眉をひそめる。
「ウチの子は男の子なんですけどね、“あのママ、首にお絵書きが入っててカッコイイね”なんて言うので、返答に困ってるんです」
別のママはこんなふうだ。
「彼女って、私たちの世代のファッションリーダー的な存在ですからね。昔から憧れてたんです。あのオシャレタトゥーなら、私も入れたい!」
そんな具合で、ある芸能人ママの保育園の送り迎えが、園内のママにちょっとした論争を巻き起こしている──。
10月中旬の週末、その日は都内のある認定こども園の運動会の日だったが、あいにくの雨模様。運動会は近所の小学校の体育館を貸し切って行われていた。青いつなぎの上下をゆるく着こなし、大きな縁のメガネに、明るい茶髪のお団子頭。この個性的なファッションのママは、PUFFYの吉村由美(40才)だった。
由美は1999年に西川貴教(45才)と結婚するも2002年に離婚。2009年に飲食店オーナーと再婚して2012年に長男を出産したが、その翌年に2度目の離婚、シングルマザーとなった。
その日、由美は運動会を楽しむ息子に目を細めて熱心に応援し、親子競技には笑顔で一緒に参加していたという。
「由美さんはだいたい毎朝、ママチャリの後ろに子供を乗っけて送り迎えしていますよ。保育園の行事にもいつも参加していて、いそがしい芸能人なのに、気さくで子育てにも熱心なママだって評判です。でも、1つだけ気になっていることが…」(同じ保育園のママ)
それは、彼女の肌に入った入れ墨(タトゥー)のこと。由美は首や右足首にタトゥーを入れている。
今やタトゥーはファッションの1つともいえるのだが、それを保育園の送迎時、子供たちの前でも隠さずにオープンにしているので、ママ友たちは気になって仕方ないようで…。
「運動会でも、まくし上げたパンツの裾から右の足首に入ったタトゥーがチラリと見えていました。冬場はそれほど目立ちませんが、夏場は薄着なので送り迎え時に首の入れ墨が丸見えなんです」(前出・ママ)
運動会には園児の父母ばかりでなく、祖父母も多数訪れていたが、由美のタトゥー姿には大きな抵抗を感じていたようだ。
「由美さんのタトゥーがチラチラと見えていて…。“芸能人だから一般の人とは違うのはわかるけど、こういう場ではくつ下をはけばいいのにねぇ…”と眉をひそめるおじいちゃん、おばあちゃんもいました」(別のママ)
とはいえ、同世代の女性のファッションリーダーであり、サバサバしている由美は、ママたちの間で一目置かれる存在でもある。実際、若いママを中心に「あのオシャレタトゥーならすっごく素敵」「全然、気になりませんよ」との声も多く聞かれた。
※女性セブン2015年11月12日号