プロ野球の2015年シーズンが終了し、野球ファンなら来季の構想が気になるところだ。だが、巨人ファンにとっては楽しくない話題が続いている。
選手による野球賭博関与が発覚。巨人戦まで賭けの対象にしていたことや、関与者にドラフト1位の若手が含まれていたことは衝撃だった。だがファンにとっては、その後発表された高橋由伸新監督のほうが許せなかったようだ。
「大人気選手を半強制的に引退させ、しかもこんなボロボロのチームで監督をやらせるなんて。監督人事で『悲しい』と感じるとは思わなかった。球団には本当に腹が立った」(40代男性)
ただ原采配に、ファンは限界を感じていたのも事実。
「(阿部)慎之助を一塁コンバートした時点で歯車は狂い始めていた」(50代男性)
「原采配って以前はもっと柔軟だったと思う。一軍二軍の交流も活発で、不調の選手はすぐ外していた。それが今年はやけに頑固だった。潮時だ」(40代男性)
OBの篠塚和典氏は原監督の労をねぎらう。
「結果は数字通り。チーム打率.243はリーグ最下位、98本塁打も他球団に大きく水を空けられている。これでは投手が防御率2.78(リーグ1位)と頑張っても勝負になりません」
だが、その貧打の戦犯としてファンに名指しされる人物が新体制でも残る。
「選手に“コンパクトスイング”を強制し、打てない原因を作ってきた村田真一コーチがヘッドと聞いた時には絶望した」(50代男性)
ファンの悩みは尽きない。
※週刊ポスト2015年11月13日号