「20分で帰るつもりだったけど、3時間いました。楽しい会話があって、夢があった」。10月23日に84才になったジャニーズ事務所の社長・ジャニー喜多川氏。誕生日の当日に所属タレントたちによる誕生会が行われ、約100名が駆けつけたことを明かした。
昨年に続き、幹事を務めたのは滝沢秀明(33才)。しかし、その会場の趣は全く異なるものだったという。
「昨年のジャニーさんの誕生会には約50人が集まりました。カラオケができるパーティールームを急遽貸し切った形だったのですが、こんなふうな会をすること自体がほとんどなかったそうです。でも今年はさらにパワーアップ。あるレストランを貸し切って行われたのですが、100名ほどの規模になりました。仕事で都合がつかなかった人以外、ほとんどのタレントさんが集まった。それだけ今年の誕生会は特別な意味があったんです」(スポーツ紙記者)
1962年に創業、フォーリーブスをはじめ、たのきんトリオ、少年隊、光GENJI、SMAPや嵐など数多くの人気アイドルたちを輩出してきたジャニーズ事務所。芸能界を代表する芸能事務所をわずか一代で築き上げたジャニー氏は、上下関係など所属タレントへの躾の厳しさで知られる一方、信頼も厚く、社長の下、一枚岩で人気を底上げしてきた。
帝国劇場で行われていた『ジャニーズ・ワールド』のリハーサルを終えてからジャニー氏は前述のレストランに向かうと、そこにはスーツ姿の滝沢の姿があった。
滝沢に導かれ、中へ入るとそこにタレントたちがズラリ。近藤真彦(51才)や東山紀之(49才)、岡本健一(46才)、SMAPの中居正広(43才)、TOKIOの国分太一、生田斗真(31才)、V6、Kis-My-Ft2、Sexy Zone…。家族連れのタレントもあった。
『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の生放送を終えると、嵐やHey! Say! JUMPも駆けつけ、総勢100人が集結したという。
「タッキーは今回、ほとんどの所属タレントに声をかけ、出席者を募っていました。騒ぎが大きくならないように極秘で行える会場を選んだり、先輩たちに頭を下げて協力をあおいだり、ものすごい段取り力だったと思います。仕事で出席できなかった木村拓哉さん(42才)からは電話でメッセージが贈られるシーンもあり、とにかくみんなの一致団結が印象的な誕生会だったようです。
彼らがそこまで尽力したのは、ジャニーさんへの感謝はもちろん、ファンの不安や今の状況を敏感に感じとっていたからではないでしょうか。ジャニーさんの下、みんなガッチリと固い絆で結ばれているというファンへのメッセージだったようにも思います」(芸能関係者)
ジャニー氏の顔を中心にみんなの似顔絵をあしらったパネルや、リクライニングができるいす、虎柄のマフラーなど誕生日プレゼントも贈られた。
近藤と東山が後輩たちに、「絶対、何があってもジャニーさんへの感謝を忘れちゃいけないんだ」と強く伝える場面もあった。
幹事を務めた滝沢は、後日、こんなふうに振り返った。
「年に1度のお祭り。ジャニーズメンバーが(全員)集まる機会はないので…ジャニーさんの誕生日がいちばん利用できるな(笑い)」
そして「もちろん来年も仕掛けます」と予告した。
※女性セブン2015年11月19日号