家事ができる男性はモテるというが、あまりにも雑すぎると逆効果…。千葉県に住む地方公務員の女性Nさん(40才)の夫(44才)は、自分は家事ができると豪語するのだが、そのクオリティーがひどいという。Nさんが、不満をぶつける。
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タイプではなかった夫から「ひとり親家庭で育ったから、ひと通りのことはできる」と口説かれて結婚。たしかに夫は料理以外は率先してするんだけど、その雑なこと!
洗濯機に洗剤も入れずにスイッチを入れて、洗い上がると手当たり次第、洗濯ばさみに挟むだけの“乱れ干し”。だから、シャツもパンツもよれよれよ。
買い物に行けば、レジ袋にパンやトマトを入れて、その上に缶ビールをドンと重ねて潰したり、揚げたてコロッケの横に刺身をくっつけて、温かい刺身にしてもへっちゃら。
文句を言うと「オレのやり方にケチつけるのか」ってむくれるから、黙ってやらせておくしかない。
しかし、先日はガマンも限界。さすがにブチ切れたわよ。私が40度近い熱を出したら、「栄養つけなきゃダメだ」と、ちゃっちゃとチャーハンを作ってくれたんだけどね。
にんにく、豚の脂身、油揚げにトマト、バナナに桃缶まで入れた闇鍋ならぬ、闇チャーハン。それを「ほら、食べて」と鼻先に突き出されてごらん。
「もう、何もしないでッ。ありがた迷惑」「上等だッ。その言葉、忘れるんじゃねえぞ」と言い合いになって、それから夫は一切の家事から手を引いたんだけどね。
何もしない夫は、ただの“タイプじゃない男”。見れば見るほど…言わぬが花、ね。
※女性セブン2015年11月19日号