プロ野球シーズンが終わったとき、ひいきのチームの成績が悪かったファンは来季のことを考えてひと息つく季節にホッとする。たとえば、2015年の中日ドラゴンズは夏場から最下位と5位を行ったり来たり。ファンの視点は早い段階で来期以降を見つめていた。
「あんなにエラーしたら勝てない(失策数12球団ワースト)。まあ今は過渡期だから仕方ない」(50代男性)
チームを支えたベテランが大量引退。その中には山本昌や小笠原道大など、名球会に所属する超大物が多数含まれ、何度も引退試合を観ることになった。
「来季こそ若手が奮起しないと。一番中日ファンが腹立たしいのは高橋周平がいつまで経っても育たないこと。背番号3を背負っている意味をそろそろ考えてほしい」(30代男性)
あきらめがよいことで知られる横浜DeNAベイスターズのファンは、前半戦はまさかの首位ターンを久々に堪能した。最終的には失速したが、ファンは中畑清監督に最大の賛辞を送る。
「キヨシのおかげでマイナスがゼロになり、なんとか戦えるチームになった。素直に感謝」(40代男性)
チームについてはまだまだという意見が大半。
「バッテリーミスが多すぎる。投手もだが捕手が酷い。いい捕手を獲らないと誰が監督をやっても浮上できないと思う」(20代男性)
※週刊ポスト2015年11月13日号