ダイエット中の女性を中心に、現在ネット上で大きな話題を呼んでいるコンビニ商品がある。それが「サラダチキン」だ。セブン-イレブンを筆頭にローソンなど、多くのコンビニがプライベートブランドで扱っているが、この商品がなぜダイエッターの間で話題となっているのか。
2013年に渋谷のIT系企業に勤務するサラリーマン・鳴海淳義氏がダイエットのお供として最適だとウェブ上で発表して以降、各所から「売り切れてた!」の悲鳴があがったことでも知られている。同氏は後に『やせたいならコンビニでおでんを買いなさい』という書籍も発刊し、サラダチキンも同書内で取り扱った。
そんなサラダチキン人気もすっかり定着したように見えるが、最近の事情はどうなっているのか。実際に「サラダチキン」ダイエットを行っているという女性Aさん(30代・主婦)は、こう語る。
「セブン-イレブンの『サラダチキン』は、鶏ムネ肉を塩、こしょうでシンプルに味付け、蒸しあげたもの。低カロリーで高タンパク。お財布にも優しいうえに、ダイエットにも最適な食材なので買いだめしています。『ハーブ味』や『シトラスレモン』味も発売されているので、食べ飽きないところも嬉しいです」
なかにはコンビニごとの「サラダチキン」を食べ比べているという女性もいる。Bさん(20代・保険会社勤務)が語る。
「ランチの時間はコンビニ食で済ますことが多いのですが、その際にも『サラダチキン』は重宝しています。ローソンの『サラダチキン』は他のコンビニよりも味付けがしっかりしているので、コンビニで野菜中心のサラダを買って、このサラダチキンと一緒に食べるようにしています」
短いランチの時間に重宝するだけでなく、家庭料理に活用している人も少なくないという。Cさん(20代・メーカー勤務)がこう語る。
「『サラダチキン』は加熱調理をせずに、そのまま料理に使用できるので、忙しい朝でもサラダなどの時短料理を作りやすいところが魅力。夕飯で取り入れる時は、ハーブ味のチキンをトマト缶と一緒に煮込んでチキンのトマト煮を作ったり、マスタードとハチミツを混ぜたソースで味付けたりして、調理しています」(同女性)
高タンパク低カロリーなだけでなく、加熱調理せずに食べられるという手軽さに加えて、調理をすれば本格的な料理に早変わりするという点がダイエッターに人気の秘訣のようだ。