日曜日のテレビ欄を見ると、長寿番組の多さに気づく。いったいなぜか? その背景を探るべく、さまざまな視点から検証を行った。
『パネルクイズ アタック25』は放送開始から40年、『新婚さんいらっしゃい!』は44年、『サザエさん』は45年、『遠くへ行きたい』も45年、『笑点』は49年。『NHKのど自慢』に至っては今年で62年目だ。『THE!鉄腕!DASH!!』(20年)、『噂の!東京マガジン』(26年)、『所さんの目がテン!』(26年)、『アッコにおまかせ!』(30年)などもある。
また最高視聴率14.4%を記録した人気トーク番組『誰だって波瀾爆笑(はらんばくしょう)』は、前身である『いつみても波瀾万丈』から数えると通算23年続いている。
日曜夜の『おしゃれイズム』も、もとをたどれば久米宏が司会したこともある『おしゃれ』という41年前にスタートした番組で、以後、『オシャレ30・30(サーティーズ・サーティ)』、『おしゃれカンケイ』とタイトルと出演者を変えて継続している。
■日曜は在宅率が高く、テレビの視聴時間も長い
このように長寿番組が日曜日に集中する理由はなぜなのか? 大前提として言われているのが、休日であるために在宅率が高く、テレビの視聴時間も長くなるということだ。