実に553日ぶり。浅田真央(25才)が勝負の銀盤に舞い戻っての初戦、GPシリーズ中国杯(11月6、7日)で見事な復活優勝を果たした。
初日のショートプログラムでトリプルアクセルを軽やかに決めると、その後もブランクを感じさせない鮮やかな滑りでスコアは70点超え。フリーではいくつかミスがあったものの、磨きをかけた表現力でトップを死守した。
「ショートもフリーも彼女にしか滑れない難易度の高さ。表現力の素晴らしさはそのままに、休養前よりも筋力が増してバランスもよくなっており、パワーアップして戻ってきた印象です」(フィギュア関係者)
真央の完全復活にはファンも涙。日本中が「お帰り真央ちゃん!」と歓喜に揺れた。しかし、その一方で、こんな論争が持ち上がっている。
「ちょっとあの衣装はどうにかならないのかしら…」(60代主婦)
ショートの衣装はショッキングピンクのシフォン素材にラインストーンをあしらったもの。「イケイケ」なジャズナンバーを踊るだけに、ポップな色を選んだのだろうが、ネット上の評判はというと――。
《派手すぎて真央に似合わない》《ジュニアの選手みたいな色とデザイン》《カラーゴムで“小学生が自分でやりました”みたいな下位置の一本結びじゃなくて、お団子とか、リボンとか使えばいいのに》
日本人女性の悲恋をテーマにした『蝶々夫人』を演じたフリーでは、薄紫のミニ着物風をチョイス。今回、これまで使っていた「肌襦袢」と呼ばれる肌色の生地を身につけず、胸元の露出が大きかったことも、「大人の色気」を醸し出してセクシーだという高評価もあったのだが―─。
《真央ちゃんのお気に入りなんだろうけど、またラベンダー?》《生地が透けすぎてなんか下品》《イマドキの若者のショート浴衣みたい。もっとシンプルな衣装で似合うのになァ》などとこちらも評判はイマイチ。
「10代の頃から真央の衣装は物議を醸してきました。2013年のショートで着たビタミンカラーのオレンジなど、過去に何度も“衣装で得点もマイナスになってるのでは”と囁かれたほど。真央はスタイルもいいのだから、シンプルでクラシックなデザインでも充分なはずなんです。ソチ五輪フリーの青×黒の衣装は“カッコイイ”と高評価で、よくなったと思っていたんですが…。
実は、真央はファッションが大好きで、衣装のデザインにはこだわりが強い。だから自ら衣装にアイディアを出したり、自分で髪形を決めたりする。周囲も“任せてくれたらいいのに”と頭を抱えているんですが(苦笑)」(前出・フィギュア関係者)
死角は“衣装センス”だけ!?
※女性セブン2015年11月26日号