11月13日にフランス・パリで発生した同時多発テロによって、多くの日本人も眠れぬ夜を過ごすことになった。けが人は出なかったが、当時、パリに滞在していた日本人ツアー観光客は修学旅行の高校生などを含め、約1800名。旅行中だった岡本夏生(50才)はブログで「生きています!」と綴った。
パリで暮らす著名な日本人も多い。雨宮塔子(44才)や中村江里子(46才)、そして中山美穂(45才)。中山はたまたま仕事で日本にいたが、恋人でミュージシャンの渋谷慶一郎(42才)はテロの現場近くにいた。《パリやばい》──この5文字は、テロ発生後、真っ先に彼がツイッターに書き込んだものだ。
渋谷は仕事先のパリ市内にあるスタジオから帰宅中にテロの発生を知った。《レアールっていう歩いて五分のとこで銃撃があったみたいです》《バタクラン劇場で人質がとかニュースで出てるんだけどシャトレ劇場に一人でいる僕は生きてる気がしません》(渋谷のツイッターより)と、かなり緊迫した状況に置かれていた。その後、ブログにはテロ現場だろうか、焼け焦げた物が散乱する街角の写真をアップしていた。
一方、中山と昨年離婚し、パリを拠点に活動を続けている作家でミュージシャンの辻仁成(56才)も仕事で京都に滞在中だった。ただし、中山との間に生まれた長男はパリに残したまま。
《Parisでまたテロらしい。いま、友人から連絡が。情報が錯綜していて、現場はカフェやコンサート会場数カ所らしい。(中略)十くん(注・長男)は友だちの家に滞在中で不安。ロベルト、頼む!》(辻のツイッターより)
中山にとっては、息子と恋人が危機に晒された。2人とも無事が報告されたが、今も眠れぬ夜が続いているという。
※女性セブン2015年12月3日号