東京国立博物館 平成館で、特別展『始皇帝と大兵馬俑』が2016年2月21日まで開催されている。
史上初めて中国全土を統一した始皇帝。晩年、本気で不老不死を目指した彼は、自身の宮殿とその周りの世界を完全にコピーして陵墓を造り、肉体の滅びた後も霊魂の不滅を願った。陵墓周辺には、兵や馬を模した「兵馬俑」が多数埋納された。
展示は、秦の“サクセスストーリー”を紹介する第一会場から始まり、中国の所蔵館にも2セットしかない複製の銅車馬や兵馬俑をダイナミックに配した第二会場へと続く。
『テレビで中国語』(NHKEテレ)に出演中で、特別展『始皇帝と大兵馬俑』では音声ガイドのナビゲーターを務める壇蜜も、「陶製の兵馬俑が、よくぞ無事に残っていてくれました」と感激の様子だった。
撮影■高橋進
※女性セブン2015年12月3日号